納豆騒動その前に、メディア・リテラシー能力をつけよう

2007年1月24日 10時19分 | カテゴリー: 食の安全

損したわ!と嘆く前に読み解く力を蓄えよう!

フジテレビ系列の番組で1月7日放送の「納豆のダイエット効果」の内容に偽りがあったことが明らかになり、ついにスポンサーが降り、実質的に番組打ち切りとなったとの報道を読んだ。消費者が騙されたと怒っている・・・でもね、楽して痩せる方法がないことは、私自身もよく知っているけれど。
メディア、特にTVの娯楽・情報番組への信頼性がそんなに高いのか、驚いてしまう。観てはいないが、今回の番組の内容は察しがつく。総メタボリック化してきた視聴者が、簡単にダイエットできる方法を求めている訳だから。多分、似たような企画にココア、寒天などがあったのだろう、時折のぞくスーパーの商品ケースをみると「・・・何か、TVがやってくれたな」と気付くこともあるし。いやはやTVの効果って大きいな、今や広告代理店の功罪以上だわ。業界同士の結びつきやスポンサーの意向が画面にフィルターをかけているにもかかわらず。

でも、納豆でいえば、昔から親しまれた優れものの発酵食品、植物性たんぱく質の王様みたいなもんだ、我が家も、もちろん大好き(遺伝子組換え大豆ではない生活クラブの小粒を食べる)。だから、今更怒るのも変だ、納豆に罪はない、即効のダイエット効果がなくとも優れた食品であることに違いはないのに。
偽装のデータを使ってまで裏切の番組を制作したTV会社(孫請けの悲哀もありか)のインチキさ加減と視聴者を愚弄した行為は許しがたい。
でも、メディアの情報を鵜呑みにしていてはいけないのだ。メディアのもたらす利点と限界を見定め、自分の判断力、情報力、批判力がやはり一番の手がかりなのではないだろうか。そのためには、受身ではなく、いつだって主体的に自分から求める、探す、調べる、そんな力がメディア・リテラシー能力ともいえるだろう。図書館も知る権利をいつでもサポートしてくれるし、司書にレファレンスしてもらうことも手助けとなる。自分で自分の「メディアを読み解く能力」すなわち市民力を磨こう。(大塚恵美子)