東村山のお昼は、やっぱり「うどん」で決まり

2007年2月17日 02時19分 | カテゴリー: 日々雑感

一気に春めいてきて、梅の花の香るまちを行く活動もはずみがつく。いっぱい歩けば、おなかがすく。目下の楽しみは、お昼ごはんと帰り道のお茶。お買い物は、生活クラブデポーに立ち寄るくらい。お洋服も本も買わない、展覧会もコンサートもいかない、なんと禁欲的な生活か! 余禄としてスリムになったし、やればできるんだわ、巷では「わがまま」といわれるこの私でも。

そうそう、お楽しみのお昼ごはん。一番の気に入りは、東村山のうどん。もともと、蕎麦よりうどん派であるし。そりゃ、蕎麦の旨いのは好きだけど、うんちくの多い店はいやだし、量が少ない店もいや。旨い蕎麦たべるなら、杉浦日向子みたいに、やっぱりお酒が一緒じゃないとね(なーんて、言ってみたい)。

そうそう、うどん。昨年放映されたTV番組「出没!アド街ック天国」でも紹介されたけれど、手打ちうどんの気取りのない店がおいしい。
「きくや」という店が我が家にも近い。12時を過ぎたら、外に人が並ぶ。1時半くらいで、売り切れご免。相席で座り、温かい肉汁と手打ち茹で立てのうどん。かき揚のてんぷらをつけてもらう。カウンターの向こうには、腕っ節の強そうなおばさんがずらり。あいそが言い訳ではない。迫力があって、ややこわい。食べさせていただく。おいしいな。薬味もたっぷり、そこらで採ったような青菜の浸しなどつく。すりごまをたっぷりかける。
「小島屋」という店もいい。建物は、営業している様にみえない(ごめんなさい)とこがまず凄い。土間と座敷があって、きくやより広い。いつもお客さんがいっぱいいて、家族づれが多い感じ。奥で、やはり元気なおばさんたちがわらわらと仕事をしている。やはり、こちらも肉汁と茹で立てのうどん、ちょっとした煮物と浸しがつくのが、嬉しい。野菜のてんぷらは好みで選ぶ。固めの焼き団子もおいしい。うどんは、きくやよりやや柔らかい。
「野口製麺所」ここも混んでいる。外のテラスみたいな席もいっぱい。メニューは多いが、内容が推し量れなく、しばし迷うが、ぶっかけうどん、というシンプルなつゆかけうどんをいただく。てんぷら、おでん、ゆで卵をセルフサービスで選び、後で申告する。卵がおいしくて、おでんの味の染みた煮卵がすき。3つのお店の中では、こちらの麺が最も歯応えがある。こしがあってのど越しもいい。お茶もセルフで、客が楽しそうにおでんを選んだり、お茶を淹れたりしている。史跡めぐりの人たちも多く、定休日を尋ねている。「特に休みはなし」とおばさんが応える。「働き者だね」ほんとに!

「きくや」「小島屋」は、なんてったって、おばさんの威勢のいい仕事っぷりが好きだ。あのうどんは、東村山のおばさんたちが、毎日、足で踏んでこさえるうどんなのだ。「野口製麺所」は、屋号もそうだけど、なんだかとても生真面目そうで嬉しくなる。
東村山は米作にはあまり向かないところなのだろう、だから小麦をつくったのだと思う、昔々に。その名残かと思う、このうどん文化は。
東村山の人々は一度は食べたほうがいいと思うわ。よその人なら、なおさら食べなさい。これが東村山の底力って感じ。東村山の考察に役立つし、四季を通じた風物詩でもある。
あー、今日はこんなことばかり書いていいのかしら。夜中なのにおなかがすいてきた。やっぱり明日もうどんにしよう。(大塚恵美子)