自転車操業・自転車にやさしくない街を行く

2007年3月24日 01時27分 | カテゴリー: 環境

本日、自転車が壊れた。毎日、毎日、乗らない日はほとんどない自転車。私の活動の足だ。数日前から、後輪のタイヤの溝が全くないといっていいほど摩滅していることに気付き、ぞっとした。時間をつくり自転車修理屋さんまで行ったのが昨日、だが定休日だった! そして、本日朝、新青梅街道の歩道を走行中、前方から来た歩行者を避けるためブレーキをかけた瞬間、ブレーキが切断した。後輪の事故を未然に防いだかもしれない。自転車をひいて近くの自転車店へ。後輪のタイヤはかなり危険な状態だったそう。タイヤ、ブレーキを交換して4819円なり。あーほっとした。これでまた、こころおきなく活動ができる。
しかし、自転車環境を考えると、多くの場合、道路交通法に違反して歩道を走っているのだ、という事実に唖然とする。でも、ただでさえ狭隘な府中街道や新青梅街道の車道を走行するなど、それは自殺行為だ。
「京都議定書目標達成計画(H17年4月28日閣議決定)」には、地方公共団体は、公共交通機関や自転車の利用促進を行うことと明記されている。が、自転車走行空間の構造分離と視覚的分離の説明が簡単にあるだけで、具体的な取組が言及されていない。見事、絵に描いた餅である。

我が家は、空堀川の遊歩道にも近いが、多摩湖から武蔵境の浄水場を結ぶ水道道路=サイクリングロードの際に位置する。全長約10kmの快適な歩行者と自転車専用の道路で、四季折々の花が咲き、緑の濃いレーンだ。浄水場からの距離がプレートに示され、我が家付近は8.6km位のところに位置している。我が家のふたりの子どもたちは、武蔵境にある都立高校まで、当時、自転車通学していた。競輪の選手のようだったと聞く・・・
そのように自転車環境には、比較的恵まれている我が家だが、その道だけでは、全方位には行けない。危険を犯して、車道は走れない、どうしてくれる、今更ながら思う。
視察で訪ねたミュンヘンやフライブルグあるいはヘルシンキやストックホルムでも、自転車のレーンは確保され、市民権を得た自転車がかなりのスピードで走行していた。パリやローマの敷石は実に走りにくそうだったが、パリでは自転車よりローラーブレードが顔を利かせて疾走している姿を頻繁に見かける。ウィーンでは、自転車をそのまま、電車に積み込む人をよく見かけた。
自転車走行がしやすい街は、持続可能な社会づくりをめざしている自治体で、自転車とともに、公共交通が発達し、路面電車やURLが街を横断している。人間的な呼吸のできる街だと思う。
持続可能社会の優等生、自転車が具現化させるまちづくり政策が必要だ。環境、エネルギー、資源にやさしい自転車、今日治療した自転車に乗って、さらに模索する。(大塚恵美子)
〔写真上は、ミュンヘンの道路の顔、左下は、フライブルグの自転車レーン、右下は、水道道路脇のあんずの花・きれい!〕