長崎市長銃殺事件と、憲法と

2007年5月5日 01時18分 | カテゴリー: 憲法など

選挙期間中に起きたショッキングな事柄。それは、4月17日、選挙遊説帰りの伊藤長崎市長が凶弾に倒れ、亡くなられた事件。民意を問うために開かれた選挙期間中の暴力による封殺。立場は違っても同じ選挙に取組む候補者として、許すことのできないテロに慄然とした。その日から、遊説の最初に、民主的な社会、まちづくりへの暴力と卑劣な脅迫を絶対に許さないことを訴えた。許さない社会をつくるために、決して忘れないために。

選挙が終わった27日、神田の総評会館で「長崎市長銃殺事件抗議集会」が急遽開かれ、参加した。220人もの人が集った会で、呼びかけ人の鎌田慧さん、谷内真理子さん、斉藤貴男さんら多くの識者からの二度にわたる長崎市長襲撃への抗議の発言が相次ぎ、決して風化させてはならないと思った。

今の時代が醸し出している暴力への容認が、民主主義、地方自治体への攻撃につながってしまった。
今、必要なことは、言論や思想の自由を保障し、非暴力を謳う「憲法」を顧み、尊重することだ。内向きで他者を認めず、自らの権利もないがしろにする曲解と短絡に満ちた現状を変えたい。その根本は憲法をあらためて護ることに他ならないだろう。
暴力を、戦争を許す国にしてはならない。これからの時代を生きる人に「なぜ憲法を変えてしまったの?」と言わせたくない、決して。(大塚恵美子)