「会派視察Part2」箕面市「市民参加条例」と「子ども条例」

2007年7月13日 18時10分 | カテゴリー: まちづくり

会派3人で視察した大阪府箕面市

7月3日は、箕面市に先駆的な役割を果たしてきたふたつの条例制定後の状況について視察しました。箕面市は、人口12万人、明治の森国定公園など森林や温泉地域が面積の6割を占める恵まれた自然環境。古くからの一戸建てが並ぶ落ち着いた町並みに電線が地中化された広い歩道が心地よい住宅都市です。担税力も高く、個人住民税納付額は全国第10位!紅葉と野猿がまちのキャラクター!?ついつい紅葉のてんぷらとモンちゃん煎餅を買ってしまいました。

●H9年策定の「まちづくり理念条例」「市民参加条例」は、まちづくりへの市民参加を制度化したもの。会議公開の原則、委員の市民公募、市民投票の実施が大きな柱です。現状では、会議公開については、個人情報の取扱に関連し、非公開の部分もあり。市民公募は、附属機関を含め順調に行われています。市民投票については手続き等については別の条例を策定することとしているが、現在まで要望がなく、実施されたことはないそうです。行政資料コーナーで自由に議事録を見たり、HPやコミュニティFMで議会中継が実施されています。NPOへの補助制度があり、H18年実績では、27のNPOが総額で319万円の助成を受けています。市民との協働事業実施は、H18年度では21事業とのこと。かやの新都心に市民活動センターがあり、NPOが指定管理者を受託し活動しています。
今後は、H23年に総合計画化が計られ、自治基本条例が検討される模様です。課題としては、市民の税金の一部を期待するNPOに寄付できるような制度の検討、オンブズマンの設置があげられています。

●H11年策定の「子ども条例」は、国内初の条例化として知られています。子ども施策を一元的に担当する子ども部が設置され、担当課の方から話を伺いました。子ども条例は、子ども参加のワークショップなども開催され「子どもの幸福を追求する権利の保障、子どもの主体性、豊かな人間性を育む」など4つの理念が展開されています。現状では、意見表明も十分な場を得ていないように見受け、当事者への周知も十分でないように思えました。子どもの居場所の確保としては、放課後の過ごし方の例として、小学校の空き教室・プレイルームや体育館を使った全児童対策「自由な遊び場開放事業」が山間地以外の全ての小学校で平日の午後5時まで学童クラブとは別に実施されています。社会福祉協議会が委託を受け、指導員の配置を2から3名しています。H12年には、子どもプランの策定に向け、「子どもの生活実態調査」が行われています。
今後の課題として、10代後半の子どもたちへのアプローチ、相談体制などソフトが必要とのこと。保育機能の充実とともに現在2ヶ所の子育て支援センターを中学校区にひとつの割合で設置が必要、との思いを伺いました。
東村山の今後の条例化や市民参加、条例の具現化、普遍化について考えされられた視察となりました。(大塚恵美子)

〔写真は、中学生がデザインした市匠の前での会派メンバー〕