文化とはなにか?「子どもとともに育つ街in東村山」

2007年9月24日 09時44分 | カテゴリー: 子ども・教育

そうよ、そうだったのね!と得心のいくシンポジウムに参加でき、しあわせ気分。「東村山子ども劇場」20年の積み重ねと継続が「子ども文化地域コーディネーター実行委員会」への発展となっていることが十分感じられ、いい20年だね、と胸がきゅんとなる。
中川幾郎さん(帝塚山大教授)と森本真也子さん(子ども劇場専務理事)、講師のふたりがまことに直球でいい、ああ、いい!ああ、すかっとした!
安心とはいえない子どもを取り巻く環境、現状についても、属性に分離させられ、しきりばかりの地域の再統合が必要であること、大人が子どもの本当の育つ力に行き着かない現実などが指摘された。
街の文化の役割についても、都市計画としての文化戦略の必要性、非日常文化への開拓、投資がない限り日常のイノベーションは上がらない、との中川さんの指摘に「その通り!」とぐっときた。後回しにされてきたよね、生き死にに関わらないとかいわれて、文化や芸術は優先課題にされてこなかったつけの大きさを実感することが多いのだ。市民の文化的権利、豊かに表現する権利、コミュニケーションする権利、学び続ける権利、これがどのくらい尊重されているのか?子どもだけでなくあらゆる人、障害のある人のコミュニケーションに対価が要求されることが常態化されてきた現状はやっぱり間違っているのだ。
森本さんは子どもとともに楽しむアニマシオンの考え方、子どもの文化権の獲得を地元青梅市の中学校での発表会を若い子たちとつくってきた例をあげて具体的に伝えてくださる。子どもと地域をつなぐ文化とコーディネートの大事さがよくわかる。
縦割りの行政課題別に分割されてきたアソシエーション型社会を生存共同体のコミュニティへと変えていくのは、人が好き、地域が好き、空間が好き、といった「稼ぐ・働く・参画する」市民要件を満たす人が1%になると街は変わる、と中川さん。企画、実行、評価まで市民とともにやる、責任をもつ、これは私たちも提案するけれど、なぜか行政には一向に届かないことなのよね。市民参画はplan/do/seeでなければただの下請け、協働はできない、との中川さんの指摘、ご出席だった市長、課長さんたちにストレートに響いただろうか。
テーマにある「育つ」ということは変わることでもある。大きな変化を宿す子どもとともに変わる、子どもともに創りたいな、というこれからの街。巾を与える文化・芸術・美術・・・アートをたっぷり浴びせさせて子どもとともに社会変革、再統合へ。
いいなあ、子どもからの発見がシチズンシップ教育につながる、というお話も、地域の子ども文庫「電車図書館」で活動をしてきたことが市民活動の出発点である私自身の歩みを重ねて、これからの街づくり、すてきな人的資源をつなぎ合わせるコーディネートの役割が大きいことを感じた、さあ、政治的な枠を軽々と超えて、目を見開いて、手を拡げて、あちこちのすてきな点をつなげていこう!そして、元気のもと「遊び」は誰にも大事よ。もっと生きてること楽しもう!(大塚恵美子)