転換点にある子どもの放課後・「児童クラブ建替え請願」採択

2007年9月27日 04時17分 | カテゴリー: 子ども・教育

先週開かれた厚生委員会で、老朽化の進んだ萩山児童クラブ、青葉児童クラブ建替えの請願が全会一致で採択された。10月17日の議会閉会日に採決の見込みだ。
どちらの児童クラブも築30年以上が経過し、ともに耐震構造ではないプレハブづくりだ。しかも萩山児童クラブの児童数は、95人、青葉児童クラブも84人と大規模クラブ化が進む。毎日、子どもたちが放課後の時間を過ごす児童クラブが耐震性もなく応急措置で継続されることに、安全面での不安があることは実際の視察で痛感した。
青葉児童クラブは、昨年増築の際、塗り替えがされているため一見問題がないようにみえる。しかし、中に入ると押入れの引き戸の開閉ができない、壁が歪んでいるなど建物全体が傾斜していることがわかる。無理に増築をしたため、腐食した土台、柱部分と基礎とのつなぎに不安定な箇所が出て、更に負荷がかかったのでは、と思われる。
萩山児童クラブは、基礎にブロックが使われているのが外部からみえ、その見え隠れする部分から基礎とプレハブとの高さが一定でないことが見てとれる。屋根は、アスベストが使われている。内部は道具置き場などが不足し、床の数箇所に穴が開いた部分を補修してある状態だ。体調の悪くなった子どもが横になって休む場所もない。
どちらも筋交い(ブレース)の確認ができない場所が多く、増築等によって外側に筋交いがある箇所は、無理に締め付けたため基礎との歪みが生じている。こわい!!
午前中は「おひさまクラブ」として乳幼児にも利用されている施設なのに、危機管理ができない状態に子どもたちがさらされている。
建替えを求める声は保護者の方々からずっと出ていたが、児童館7館構想があだとなって、児童館未設置の両地域は、児童館の中に児童クラブを併設するため、単独での建替えはできない、と説明されてきた。しかし、この10年、児童館が新たに建つ目途は全く立っていない。
請願の趣旨の通り、児童館構想とは切り離した形で早急に単独の建替えが必要との意見を3回の委員会で述べてきた。ようやく全会一致で採択となり、市の第6次総合計画の中で、来年実施設計、2年後に建替えとなる公算だ。進行にあたっては、厚生委員会が随時、報告をもらい点検することも併せて採択された。
ようやく、子どもの放課後の安全確保に向け動きが始まった。でも、児童クラブは3年後に国の方針で大規模化の解消のため(?)71人以上の児童クラブ(学童クラブ)には補助金が出なくなる。市内16クラブ中10クラブが現在71人以上、このことも併せて第2クラブ設置などの対策を考慮しなければ課題の解決にはならないのだ。
この9月から大岱小で「放課後子ども教室(放課後子どもプラン)」が試行開始に。ランチルームや体育館、校庭を使った全児童対策をボランティアを中心に実施している。今後、子どもの放課後を廻っては、大きな変化が予測される。財政事情だけで片付けられることは避けなければならず、注視が必要だ。(大塚恵美子)
〔写真上は、青葉の外部補修、下は萩山のブロック基礎部分など〕