秋の気配 「淵の森」河畔林のこれからが楽しみ

2007年9月29日 13時01分 | カテゴリー: 環境

公有地化に大きな期待と愛をこめて

9月11日の一般質問、「淵の森対岸の河畔林の保全」について質問をふたつした。
6月「淵の森」対岸の保全について「淵の森保全連絡協議会」と渡部市長の会談があり、対岸河畔林の公有地化を合意した事実がある。その後の経過の中で、市民の期待を翻弄するような対応へと変化を来たしてきた。市長の政治理念に基づく誠意ある対応が求められる。
①柳瀬川の対岸が自然護岸として残されている唯一の該当地であり、国土交通省、東京都「多自然型川づくり」東村山市「緑の基本計画(地域環境の保全)」でも多自然型護岸保全についての明記がされている。市長のマニュフェストとも合致する、市の主要な「緑環境保全政策」と目され、地域住民の保全活動も高く評価される「淵の森」および対岸だが、その評価と公有地化に向けた考え方を改めて、市長に伺う。
②主に、地権者との交渉の不手際、介入業者の提示した「想定地価」の妥当性などが要因と思われる市長、市側の態度の変化だが、公有地化を明言した首長として、実現に向けた具体的な努力、責任の果たし方について、市長に伺う。

市長からは、①「柳瀬川を挟んで自然護岸と調和した緑地で、保全の必要性があるものと判断し、公有地化を進めている。評価についての考えは今も変わっていない。」、②市長は「関係者すべてとぎりぎりの交渉を行っている。所期の目的・目標を達成するよう努力しており、それが責任を果たすことになると承知している。」との答弁をもらった。
質問から3日目、新聞朝刊に「淵の森対岸公有地化」「トトロの林守った」のタイトルが。市と地権者、開発業者等との丁寧な話し合いの結果、業者が撤退し、淵の森対岸の公有地化が買収額が折り合うことで可能となった、との内容に驚いた。
私の質問に対する市長の答弁は決して悪いものでも、絶望的なものでもなかったが、どのくらい業者が譲歩するのだろう、市は本当に頑張りきれるのか?との小さな疑問を抱いてしまい、楽観視はできないと思ったのが事実だ。「契約日を延長させた」と聞いたが、それが何時までのことか予想もつかず、どうなるのだろうか、と開いた新聞の紙面に「えっ・・・」と釘付け。それは嬉しい肩透かしだった。

現在、おそらく市と地権者との間で契約に向けた実測や進行があり、順当に行けば10月17日の定例会閉会日に、契約に伴う補正予算が提案されることになるのではないか。その議決を、森の保全のために活動してきた大勢のみんなの笑顔を思い浮かべ、(大きな期待をもって)静かに受け止め、淵の森の緑と川とが紡ぎだす空間の季節の移り変わりを見届けたいと思う。(大塚恵美子)
〔写真は、先週の淵の森、秋のシンボルのひとつ彼岸花〕