議会改革に向けた議論が始まる

2007年12月21日 02時38分 | カテゴリー: 政治を変える

本日20日、定例議会が閉会した。4月の市議会議員選挙から8ヶ月が経過し、3回の定例議会を終えたことになる。
会期中に2つの特別委員会「行財政改革調査特別委員会(給食調理業務のあり方)」、「議員定数適正化調査特別委員会」が開かれ、また、「議会運営のあり方」を調査、検討する目的で改革に向けた一歩として議会運営委員会で議論が始まった。
議会運営委員会の構成メンバーは、3人以上の会派からの人選となっていて、全ての議員の意見が取り上げられる進行にはならないことからも、議運での調査事項という位置づけが適当とは思いにくい。なおかつ、「議員定数適正化」だけが、議会改革の範疇から抽出され、特別委員会が設置されたことも納得がいく訳ではない。しかし、現行の議会の中で、枠組みを決定したことであり、この機会を実質的かつ建設的なものにしていくしかない。
17日に開かれた議会運営委員会を傍聴した。うちの会派は木内議員が議運のメンバーである。各会派で、課題を検討してきた結果を持ち寄り、①インターネット中継について、②時間制限について、③資料請求について、が当面取り上げる課題として決定された。
議会の公開、「傍聴」の機会拡充は市民にとって重要であり、チェックによって議会の質は高められる。会派では、インターネット中継と合わせて、庁舎ロビーなどでのモニターTVでのライブを早急に、と話し合っている。
そして大きな目玉は、時間制限のあり方だ。私は制限撤廃を求めたい。議案に対し、一日でいくつ議案があってもひとり会派6分(討論含め)に始まる時間制限は十分な審議を保障しない。ある種、議会自ら縛りをかける自殺行為にも近い、と感じる。他市では時間制限を設けているところはないに等しい。
そして資料請求、これは時間制限に関連する事項だ。ひと目で質問内容がわかるような厳密な通告が求められ、所管との事前のヒアリングは原則行われない…だから、基礎データなど前提条件となるような資料も示されず、情報公開制度を使って資料請求を!!ということになるから(入手するまで2週間かかる)質問は、いろはのい、から聞くことになり、本質的な議論(いや、質問に過ぎない)まで制限時間内でいきつくことは難しい。議員の調査権など認められていないに近い。これが「議会運営マニュアル」に規定され、慣例とされている議会の実態の一部である。事前に資料請求ができれば(当然だと思うけれど)効果の高い実質的な審議が期待できるはずだ。
今回の課題として取り上げられなかったが、議案質疑でも一般質問でも「大通告制」の存在は大きな問題だ。何を質問するか全てわかるような通告が求められ、一般質問は、3分野内の質問きりできない制限がかかる。通告がされていなければ、答弁がされなくても仕方がない、ということになる…
そんなばかなこと、と思う。決算委員会でも時間制限があり、厳密な通告が必要とされ、通告が不十分だと注意を受け、必死に残り時間をやりくりしたり、会派内で譲り合ったり。変である、茶番である。通告されたこときり答えないご担当も胸を張りにくいはず。双方ともに責任がなさ過ぎる、説明責任がつかない、と思う。
それでも、議論が緒についたのだ、スタートしたのだ。これを自己保身やアリバイづくりなどに決して終わらせてはいけない。そのためには、やっぱり傍聴。あきらめるのは簡単。自分のまちの問題なのだから、議員も市民も、この出発点からあきらめないでやるしかない。(大塚恵美子)