国立女性教育会館の単独存続について

2008年1月31日 02時06分 | カテゴリー: 女性・生き方

暮れも押しつまった昨年12月24日、政府の独立行政法人整理合理化計画が閣議で決定され、懸案事項だった国立女性教育会館(ヌエック・埼玉県嵐山市)が従来どおり単独の存続となったことは朗報。このことは、統合反対の活動を進めてきた友人からメールで直ぐに知らせがあり、ほっとしたものだった。今日は、旧知の友人(失礼!大先輩です)である「国立女性教育会館の単独存続を支援する会」の代表・椎野和枝さんから、報告の手紙が届いた。
開設30年を迎える国立女性教育会館だが、2004年にも行革の流れの中で単独存続が危ぶまれ、そして再び国立青少年教育振興機構との統合が合理化計画に盛り込まれたのがいきさつである。男女共同参画社会の実現は福田総理が所信表明演説で述べた国の重要政策のはずであり、国立女性教育会館はナショナルセンターの役割を担うシンボルのはずだ。
統合反対の要望書のとりまとめに奔走された椎野さんは、今回の獲得について「国の責任の下、男女共同参画社会の実現をめざす女性教育の拠点として目的と独自性を持ち続けること」と記す。
これまた大事な友人である朝日新聞記者のTさんが昨年末に、女性施設の運営について取材記事を書かれた。婦選会館の職員解雇、東京ウィメンズプラザの職員の雇用形態、豊中市の女性センターの非常勤館長だった三井まり子さんの解雇などから、問題提起されていた。間接差別などによる歪みやしわ寄せから、女性対女性のような構図になってしまうことが無念だ。
男女平等や各地の女性センターの活動は、財政難やアンチ・ジェンダーフリーなどのバックラッシュが続き、ずっと冬の時代のような。わが国でのヒラリー・クリントンの出現までには気の遠くなるような時間がかかるのだろうか。
さまざまな分野で女性の権利の獲得に尽力されている友人たちとのつながりにはいつも励まされるのだが。(大塚恵美子)
〔写真、訳あり・着物で執務中、暖かい。自転車に乗れないことだけが難点だ〕