公金横領事件についての臨時議会報告

2008年2月16日 16時58分 | カテゴリー: 政治を変える

職員による公金横領が明らかになり、内部調査や事情聴取により1月21日に刑事告発された事件の報告と市長、収入役の給与に関する条例の改正が13日の臨時議会で行われた。
昨年6月から12月までの約半年117日間に、市民課窓口収納事務に携わっていた元職員(2月1日に免職処分)が、住民票等の手数料754万円をレジスターから抜き取っていたとされる。議員には、2月1日に知らされ、翌日の新聞などで報道された事件だ。
市民を目前にした大胆な不法行為に驚く。しかし、職場内で半年も気付かれなかった、チェックできなかったということに、更に驚く。残念なことだが、公金横領は、12年前にも起きていて、再発防止に至らなかったということだ。
申請者の訂正や間違えが発生した時の「戻入」処理を悪利用した、というが、レジの記録のジャーナルというものと、申請書を照合するだけでも未然に防ぐことのできた犯罪ではないだろうか。
また、公金を直接扱う所管は33(レジは11ヵ所)あり、交代制を取っていたはずだが、頻繁に元職員がレジを担当していた事実も明らかになり、「任せきりにしない」という12年前の教訓が全く生かされていないことがわかった。
前回の不祥事件の時に「綱紀粛正委員会」が設置され報告が出されているが、具体性に乏しく、第三者的な視点がない。厳密なローテーション制と引継ぎ、各段階でのチェック、前年との収納比較などを行うべきであり、慣れによって形骸化してきたことの襟を正すべきである。

また、2冊に及ぶ「公金管理適正化に関する報告」と「公金横領事件再発防止に関する報告」が臨時議会前日の夕刻に配布されたことについては、質疑通告後でもあり、後手に回った努力や誠意の見えにくい姿勢に対し各会派から抗議の声が挙がったことは当然だろう。

本人からの弁済、関係職員の処分、3ヶ月間の市長、収入役の給与の減免、「公金管理適正化検討部会」「公金横領事件再発防止委員会」を立ち上げたことで、やれやれ・・・ではない。
あってはならないことだが過ちが起きるのが世の常でもある、それを厳密な管理監督だけではない未然防止、再発防止策を講じ、実現することが何より求められる。
多くの職員が職務を精一杯行っていることは日頃よく知っているが、このところ口を開けば財政難に終始する役所が、喉元過ぎて緊張感が薄れるというのは、断じて陥ってはならないことだ。そして合わせ鏡のように議員もある、ということだ。(大塚恵美子)