どうしても変だ「道路特定財源の堅持を求める決議」

2008年2月29日 06時21分 | カテゴリー: 政治を変える

議会初日、道路特定財源に関する決議が26人中13人の議員の提出で通った。
補助金や交付金が得られれば身の丈以上の公共事業を進める。財政事情が健全でなくとも既得権益だ、お墨付きだ、もちろん足りないけど起債(借金)してガンガン事業をすすめる。その後、維持管理、メンテナンス、更新はどうするの?そんな先の話なんてお構いなしだ。そうね、夕張市と同じ構造だ。虚構の世界に近い。その交付金や財源を振りまいてくれる国は800兆円を越す借金がある不健全さだ・・・財政健全化法は地方公共団体どころか国に適用してもらいたい。国際的に、こんなに負債のある国の格付けは低く、信用されないのだ。EUだったら、加盟できない状況である(ま、EUに入るのがいいって訳ではないが)。
1リットル25円安くなってもことの本質はガソリン税ではない。道路が整備されていなかった1954年に発足した道路特定財源、その時は意味があったのだと思う。おまけに石油ショックのあとでやむなく増税した暫定税率が34年も続いて無駄といわれる道路までつくり続ける。今や道路整備率は80〜90%となり、もはや優先課題ではないはずなのだ。10年間で59兆円もかける意味はもうない。道路整備計画の基になる交通量予測、需要予測が将来像に見合わない、八ツ場ダム建設に用いる水需要予測が非現実的なつじつま合わせの数字となっていることと同じだ。

東村山では、東村山駅・久米川駅周辺の再開発、ひろば事業などに道路特定財源が使われていることは事実であり、特定財源、暫定税率が3月末で期限切れとなれば、市への影響額は4億円を超すことも代表質問への答弁でわかった。しかし、だから死守だ、堅持だ、というのはおかしい。34年も続いた「暫定」のまやかしに乗っかってきたことが変なのだ。貧乏で自力は無理だけど、国がどんどん使って、というからやる訳で、それが市長のいう「身の丈」か。
もちろん、歩道のない道路など必要な道路整備はある(時代遅れの都市計画道路ではない、決して)。点検は必要だ。先日わかった林道をつくるための積算根拠のデータが廃棄されていた、なんてばかな隠蔽はやめて、洗い出しをして、優先順位を決めて必要なら一般財源から拠出すればいいのだ。困るのは、既得権益を手放したくない族議員といわれる人たちやゼネコン、土建業なのだ。そういった構造に支えられている国家だ。

10月、日比谷公会堂で都内の議員たちが参集する「道路大会」があり、「特定財源堅持!」と万歳三唱などをする事態に唖然として「あー、かなりまずい」と思ったことの結末がこれである。(大塚恵美子)