子どもの受難がつづく

2008年5月18日 14時22分 | カテゴリー: 政治を変える

ミャンマー、中国四川の大災害の被害状況や救援活動が刻々と伝えられるが、どちらも天災とはいえ、人災の様相がはっきり見えてきた。
ミャンマーでのサイクロン被害もアメリカのハリケーン・カトリーナの被害と同様に弱者、低所得者層を直撃している。依然としてミャンマー軍事政権は海外からの支援を拒み、被害の拡大が隠蔽され、美しいパゴダの仏教の国で、政府の手で人権が侵害される犯罪行為だ。中国は、救援の受入れを決めたものの、学校、病院をはじめとする建物の崩壊に次ぎ、ダムの決壊までが案じられている。また大規模な余震があったと聞く。
6900棟の学校の倒壊。行政と業者の癒着で大活断層の上に、脆弱な楼閣が築かれてきたということだ。避難すべき公の建物もなく、路上での暮らし、絶対的に足りない水、食料、医薬品によって、感染症が広がっていると聞く。

我が家の連日の話題も四川のことだ。ひとりっこ政策で子どもの数を政府に支配され、人災によって命をおとす。我が家の若いママ・パパにとっても「隣国の惨状」などと思えない心が暗くなる事態だということだ。四川の今後は、世界の食糧事情まで深刻な影響を及ぼし、弱者への打撃は続くのだろう。

いつも、弱者が被害者だ。いつも、子どもや女が泣く。国内でも、DV被害、子どもへの虐待が増加の一途である。若い女性が連日のように被害にあい、命をおとす。負の連鎖の断ち切りを根本的にしなければどうしようもない。対処療法では間に合わぬ、格差を埋めるような構造の変革がされなければ弱者へのしわ寄せはなくせない。
5月は、こどもの日、母の日、なのに哀しいことばかり起こりすぎる。(大塚恵美子)