魅惑の幻燈会・ACT総会と会員まつり

2008年6月1日 02時30分 | カテゴリー: 自分らしく生きる

自立援助サービス、介護保険事業などを行う「ぽけっと」「ぽけっと富士見」の2つのたすけあいワーカーズと、ACTのケアマネの活動拠点「ACTたま北居宅介護支援事業所」がある東村山に住む私にとっては、身近な存在のACT(NPOアビリティクラブたすけあい)。会員数は7400人、たすけあいワーカーズは都内に34ヵ所ある。年に1度の総会に伺うだけの会員だけれど、趣向が凝らされ、楽しませてもらう総会である。

今年は、延藤安弘さん(愛知産業大学大学院教授)の「まちの縁側は、小さな公共空間」というスライドと大阪弁の語りで聞かせる基調講演・大幻燈会が楽しかった。「3びきのかわいいオオカミ」という示唆とアイロニーに富み、笑わせてくれる絵本で幕が開き、ははは、と笑っているうちに発想転換となる。「まちの縁側」それは、何かが喚び起こされる場所で、いろんな人の出会いの場所、生活も福祉も教育も建築も景観も文化も混ざり合う場所のことだってことが、スライドから見るいくつもの「縁側」の素顔が教えてくれる。
延藤さんの拠点でもあるNPO・MOMOが運営する名古屋の古いオフィスビルを使った縁側は、いろんな人がやってくる、障害のある人がスタッフとして働き、子どもが放課後に立ち寄ったり。スライド、いえ幻燈からは、会議の前に出されるおいしそうなご飯と大きく笑う笑顔が印象的、なんだか笑いたくなる。
ちょっと遠方だが、イタリア・ボローニャの縁側「高齢者社会センター」、37万人の市に35ヶ所のセンターがあり、1700万円ほどかかる運営費は、公的補助金なしに併設するバールの売り上げやイベントで稼ぐ。お洒落なイタリア老人がカードをしたり、ダンスパーティを楽しんだり、よい雰囲気だ。大勢がいる場所でひとりでいることが好き、というハンサムなおじいちゃんの言葉がなんだかいい。
京都の集合住宅、コーポラティブ・ユーコートの縁側は、20年前の入居の頃からの変遷が見える。子どもが育つ環境として、建物の中庭を緑と水の空間にしようと住民が決め、緑は小さな森に育ち、毎日、たっぷり遊んだ子どもはおとなになった。これからもここに住み、子どもを育てたい、と話す若者。なんか、すごい力が縁側にあることを見る。新しい公共とかコミュニティ、なんて使い古しの言葉では足りない、ちょっと違う体温を感じるような幻燈であった。

ACTもコミュニティ事業として会員サークル活動や学童保育、デイサービス、認知症の人を支える地域づくり、など様々な年代を超えた拠点づくりを展開してきた。これからは、「まちの相談員」養成、相談機能づくりに着手すると基本方針に掲げた。
ACTとつくる東村山の縁側、期待だよね、ということで、和田ネット事務局長、「ぽけっと富士見」の樋口さん、渋谷さんと記念写真を一枚。(大塚恵美子)