大河原まさこさんとの「国政フォーラム」を国会で

2008年6月28日 12時10分 | カテゴリー: 政治を変える

昨日27日は、22名の参加者とお天気に恵まれ、「ネット恒例・お出かけフォーラム」だった。前回の「都政フォーラム・新東京丸で東京湾再発見」に次ぐ今回は、「国政フォーラム・国会見学と大河原まさこさんとの懇談」だ。昨年の参議院議員選挙、民主党からのチャレンジで東京選挙区トップ当選を果たした彼女は、東京・生活者ネットワークの代表委員、都議会議員の前歴をもつ。

午前中は、「お楽しみ」ということで、上野の「旧岩崎邸」を訪ねる。現在は東京都所有の重要文化財の優雅な明治建築と前身の大名屋敷の趣を残す庭園を見学した。ジョサイア・コンドル設計のクリーム色の2階建ての洋館は、英国様式を基調にルネサンスやイスラムの植物モティーフが取り入れられ、独特の金唐革紙の壁紙も美しい。寄木細工の床、ミントン社タイルの床モチーフ、彫りの美しい天井、淡いミントグリーンの回し板、暖炉の大理石や浮き彫りなど各部屋ごとの惜しみない内装材や装飾に旧三菱財閥、岩崎弥太郎・久弥一族の華麗な暮らしぶりが垣間見える。
なかでも、正面玄関の明かり取りのステンドグラスが木々の緑を反映して美しい。また、芝生の庭園に張り出した2階バルコニーのギリシャ風列柱が並んだアメリカ南部ふうのバルコニーが折衷様式ながら風が渡り気持ちがいい。
一部が残された棟続きの和館は書院づくりで、板戸や障壁画(狩野芳崖)の面影が残り、家紋の菱形の欄間、贅を尽くした天井材など、旧財閥の庶民の想像の域を超えた巨万の富の大きさを知る。多くは戦争などの特需で得た富であろうと思うが、110年前の文化財を知ることは貴重であり、また想像の域が広がる。

午後は国会見学に始まる。参議院の内部を見学、貴族院の面影の残る議場、天皇の休み所、正面入口の吹き抜け、ステンドグラスや大理石など細部を見る。それにつけても迷路のような議事堂の内部だ.
その後、参議院会館での懇談となる。大河原さんの厚生労働委員としての日常は週三回の朝8時からの部門会議に始まると聞く。医療、福祉、年金どれをとっても与党政権の削りたい分野だ。介護保険は分権の試金石のはず、それを精査し、新たな政策提案を議場でぶつけようとしても、事務方の官僚に受け入れられず、逆に与党の提案として質疑されてしまうことも往々にしてあるらしい。またメディアもそれを報道しない。自治体の「与野党」などからは窺えないほどの格差がある現実。政権交代を実現させることからしか、変えられない体質がうごめいているようだ。
介護報酬改定が来年に予定されているが、5月13日の大河原さんの質問にも財務省の3つの試算が示されるなど、持続可能なケアワークとするための報酬引き上げ提案は、財務省との綱引き、戦いであると…後期高齢者医療制度でも、現場の自治体の具体的な数字を算定根拠としたものでなく、机上論では、私たちは安心の暮らしは得られないというのに。参加された「たすけあいワーカーズぽけっと富士見」のメンバーや遠距離介護をされている方との意見交換もあり、これからが、という辺りで時間切れとなる。

参加された皆様にも大河原さんにもやや不消化だったかな、と盛りだくさんの企画を反省。車中では、大塚恵美子の市政報告もお聞きいただき、ありがたい機会となりました。それにつけても、不手際とよくばりをどうぞお許し願います。(大塚恵美子)