プリンってこんなに違うの?

2008年9月5日 11時49分 | カテゴリー: 食の安全

「食」を考える Part 1 議会中ながら閑話休題。

夏休みも終盤の28日、生活者ネットの親子企画、「生きる」と「食べる」のつながりについて身近なことから考える学習会「プリンってこんなに違うの?本物を食べてますか?」を開いた。びっくりして、おいしくて、お勉強になってしまう欲張り企画に参加したのは、子ども10人とおとな14人に、講師の近藤恵津子さん(CSまちデザイン)と学生インターンさん。
はじめは、生活者ネットお得意の「蒸しプリン・通称しづちゃんプリン」と市販のインスタントプリンの比較から。プリンづくりのベテラン小林の「卵5個、牛乳750cc、砂糖100g、カラメル用砂糖80g=10個分」を使った実習に目が釘付け。カラメルは砂糖を火にかけ煮詰めるものだが、失敗しがち、あっという間に焦げすぎちゃうのだ。とにかく触らないことが肝心らしい。ゆっくり気長に魔法のようにカラメルを仕上げると、感嘆の声!が早くもあがる。
そして、卵・牛乳・砂糖を混ぜ合わせたプリン液をカラメルを流したプリンカップの上に注ぎ、水を張った天板にのせ、オーブンへ。140℃くらいで約40分蒸す。エプロン姿の小さい子どもたちも卵を割ったり、混ぜたり、カップに注いだりと大はりきりだ。

インスタントプリンは実に簡単、ミックスされた粉に牛乳を混ぜ合わせ、プリンカップに注ぎ、冷蔵庫で冷やすだけ、一応「らしい」感じにはなる。
プリンができるまでの間は、CSまちデザインの近藤さんから「本物を食べていますか?食品添加物はなぜ必要?」との講義と実験が。子どもたちにわかりやすいように話してくれるので、よーくわかった!納得度高し!
添加物だけで食べ物ができるのを目の当たりにするのだから驚愕である。お湯+油+増粘多糖類+乳化剤で、コーヒーフレッシュができた!コーヒーについてくると使ってしまうあの代物だが、牛乳などのたんぱく質は全く入っていない。
そして、水+ブドウ糖果糖液糖+クエン酸+タール色素+香料で、「CCレ●ン」そっくりの清涼飲料水ができた。もちろんレモンもイチゴもメロンも使っていない。通常それ自身を食品として食べることはない食品添加物だけを混ぜ合わせて作られているのだ。
日本で使用が認められている食品添加物の数は約800品目。それに約600品目の天然香料、一般飲食添加物も加わると、何でもできることになってしまう。合成色素はタール系色素だが、天然色素といってもコチニール(サボテン寄生虫の内臓)だったり、正体を知らないことが多い。
食品添加物ひとつひとつは毒ではない、でもそれが何種類も組み合わされた食品をまた何種類も食べる毎日がいいのだろうか。市販の食品に合成保存料不使用とあってもph調整剤が使われていれば保存剤の働きをする。安く簡単にきれいな食品が手に入る日常は本物とかけ離れている。

オーブンからいい匂いがして出来上がり!あったかいプリンとインスタントプリンを食べ比べる。卵の味がするプリンを「おいしいね!」と子どもたちはにっこり、食べ比べるとインスタントプリンは「プリン」ではない味だということがわかってしまい、不人気、ほとんど残ってしまった。味覚は実に正直なのだ。
添加物とシロップ(遺伝子組換え70%のアメリカのトウモロコシからの抽出がほとんど)でつくった甘い飲み物と生活クラブの100%温州みかんで作られたジュースを飲み比べるとこれも違いが際立つ。
自分の体を、五感を信じよう。本物は何?を見分ける力をつけよう。だって本物はおいしいしね。さーて、本日は休会日、議会の準備を済ませてプリンつくるよ!(大塚恵美子)