9月議会を終えて

2008年10月2日 12時21分 | カテゴリー: 子ども・教育

第八保育園の指定管理者の課題について

最終日29日6時過ぎに閉会した9月定例会は、8月末から開会し、決算特別委員会をはさんだ短期濃縮の議会だった。代表質問の準備から始まり、2つの委員会、決算特別委員会、最終日議案の調査や準備などに追われ、間に行事も多いことから、マラソンランナーのようなひと月だった。毎日、必ず何かが勃発するので、ひと月前のことは、遥か昔のようにさえ思える。
最終日に提案された議案は「市立第八保育園の指定管理者の指定」、「H20年度一般会計補正予算」、「教育委員会委員の選任同意」の3件。

私は、「第八保育園の指定管理者の指定」の質疑を受け持った。8月のHPでも取り上げた課題であり、紆余曲折を経て、「ユーカリ福祉会」の指定管理者継続で軟着陸、という結果になり、議会でも「草の根」会派を除いた多数によって採択された。
今回、11点の質疑をしたが、第八保育園における指定管理者の選定は、なにより、小さな子どもたちが一日の大半を安心して過ごす子どもの利益が優先される安定的、継続性あるサービスの提供が求められなければならないはずだが、子ども不在、子ども本位でなかったことが浮き彫りになった。採択はされても一件落着とはいえない経費論と利害関係による思惑で終始した不透明で説明責任の果たせない禍根を残す事例となってしまったことを忘れてはならない。
第八保育園に通園する当事者に対する誠意ある対応がなかったこと、現状の指定管理者である「ユーカリ福祉会」に対する継続が充分に検討されたとはいえないこと、指定管理者制度に欠かせない評価のシステム、実態がなかったこと、選定委員会の構成の「透明性、公平性」への疑念に対する説明責任、当初第一位に選定された「土の根会」の設立経過や実績、評価の高さや影響力に対する疑問などが、答弁によって解消されたとはいえず、納得度は低いままだ。
そして、H19年10月に出された「指定管理者制度検討会報告書」があるものの「指定管理者制度に係る基本方針」やそれに基づいた「指定の手続きに関する条例」など寄って立つ明確なルールが当市にはないこと、明確な評価基準が不十分なことなどが大きな課題としてあげられる。条例化までは充分な検討を要することだが、寄って立つルールがないことを市長は認め、今後の課題と受けとめられた。
そういった反省と課題の多さとともに、指定管理者制度が保育の現場に適切であるかとの本質的な疑問について、必要性、有効性を検証し、再検討されることを要望した質疑となった。
今後の保育行政のあり方に向け、行政、議会ともに重い責任を課されたということだ。(大塚恵美子)