少子化対策ではなく、子ども支援に軸足を

2008年10月7日 02時03分 | カテゴリー: 子ども・教育

「子どもの権利条例東京市民フォーラム」に思いを重ねて

2009年には次世代育成支援行動計画、東村山でいうと「子育てレインボープラン」の見直し、後期計画の策定が求められており、現在、前期計画の評価、検証、基礎調査が始まるところだ。
当市では、多様な子育てにかかわる市民による次世代育成支援行動計画検討委員会によって精力的な検討が行われ、H17年3月に「レインボープラン」が策定された。3年が経過した今、点検してみると、事業展開は「検討」とされたものがそのまま残っているものが多い。ファミリーサポートや一時保育の利用は拡大され、子育てひろばも3ヵ所に増設され、降って沸いたような「ころころの森」開設などはあるものの、横断的な連携や体系的整理や「描き」が進んでいない。肝心の計画推進や進捗管理が充分とはいえない。期待された7エリア構想・ネットワーク化や円卓会議も、従来の組織と何が違うか実態がわからない。
児童育成計画推進部会という組織が評価機関というわけでもないし、これが円卓会議?
第八保育園の指定管理者選定の件をとっても、子ども自身の権利について、実は何も考えられていないのではないか、という気がする。子どもにやさしいまちとはいえないことが多々あり、コスタリカ流にいう愛される権利(安心して遊べる?歩ける?自然が残されてる?食べ物は安全?空気はきれい?不適切な扱いを受けてない?などなど)が保障されていないということ。
昨日5日、青葉町と美住町エリアで「子育てまつり」が開かれ、近くのグリーンタウン、第四保育園周辺が会場の「みすみ子育てまつり」にRayと出かけた。おとなが多かったせいかRayの機嫌が悪くなり、「かえりたい!」と騒ぐ始末。
昨年の青葉地区での「まつり」は、子育て支援のグループの参加と工夫で子どもたちが楽しそうだった。第四保育園内の子育てひろばで体験している親子の姿はあったけれど、美住エリアは初めてゆえネットワークができないためか、単なる団地祭か(本当の団地祭は月末に開催だが)あるいは国際友好協会祭のようで、違和感ばかりが残った。なんでかな。
レインボープランのコンセプトが「すべての子どもと大人がいっしょに育つまち」だからか?準備された皆様には悪いが、あえて言わせてもらえば、やればいいってものじゃないんじゃない、ってことだ。着ぐるみが出て、綿菓子やヨーヨー釣があればいいわけではないし、「こどもだまし」では洒落にならない。
子どもは小さくとも、小さいがゆえ、理不尽な息苦しい社会の影響や管理を存分に受けている。子どもの権利条約に謳われている「意見表明権」や「休息権」などはどっかに吹き飛んでいる。そんなことに思いをめぐらした「まつり」であってほしいな。

4日に「第8回子どもの権利条例東京市民フォーラムの集い」が東洋大学で開催された。「子ども条例」を制定している世田谷区、調布市が次世代育成支援行動計画に、条例をどのように反映しているか、生かしていくかをテーマに子ども支援そのものの理念や、実践を自治体職員から伺った。
教育との連携や青少年への取組みに課題を残すものの、条例があるということは、庁内や市民の合意やエンパワメントが図れること、子どもの意見に応え信頼を得ることから、子ども自身が育つ力をエンパワメントする取組に方向性を与えられることなのだ。やっぱり必要だよね。計画に施策に、命を吹き込むために。(大塚恵美子)