恒例 文庫サークル連絡会・市長との懇談会

2008年10月10日 06時57分 | カテゴリー: 本の楽しみ・図書館・学校図書館

毎年、市長、教育長、図書館長ほか、社会教育関係の皆様方とお会いし、日頃の報告、課題の共有など、具体的な意見交換をつづけてきた。
今日は、「でんしゃ図書館」、「多摩湖町児童図書館」、学校図書館ボランティアなど総勢14名のメンバーが集ったので、いつもの応接間ではなく、向かい合い式の設定となったため、市長いわく「なんだか団交のような(苦笑)」様子になってしまう。

はじめに、自己紹介を兼ね、でんしゃ図書館から、車体のアスベスト除去工事の報告とお礼、8日のNHKの取材の様子(放映は11日)などが話された。
多摩湖町児童図書館からは、直面している都営住宅集会所の建替えに伴う活動継続の危機が、例年に引き続き報告された。
七中、萩山小、八坂小の学校図書館ボランティアのメンバーからは、活動状況と学校間の格差と事情など、そしてボランティア育成への啓発、フォロー、厚みのあるボランティア環境の整備とともに学校図書館への選任の司書配置の必要性などが話された。
でんしゃ図書館メンバーとして私からは、図書館協議会について夏に取材を受け、菅原峻さんの記事が掲載された「としょかん108号」の紹介と、あらためて振り返る1974年に設立された中央図書館と文庫の歴史、他に類のない図書館設置条例7条の「地域図書館活動への援助」を今回の多摩湖町児童図書館の存続の危機に際して生かしてほしいこと、「子ども読書活動推進計画」に位置づけられた子どもの読書活動を支える中枢としての図書館への評価などを伝えさせてもらう。
その他、14日に予定しているPFI方式で設置された府中図書館見学(文庫連主催)へのお誘い、H23年が初年度となる「東村山市第四次総合計画」への中央図書館建替え構想の盛り込みに関する要望も出された。

市長からは、市民と共に歩んできた図書館の認識、読書活動・教育は文化行政の大きなテーマであること、学校図書館の司書配置は課題と受け止めているが、学校耐震化を優先せざるを得ない財政状況、また多摩湖町児童図書館の集会所での活動の継続については、行政側ができることの模索について姿勢が示された。図書館への指定管理者制度導入については今のところ考えていないと市長、教育部長から伺うことができた。

第四次総合計画に老朽化著しい図書館建替えが盛り込まれなくてはならず、学校耐震化を最優先したい考えに異論はなく、それまでの時間を新図書館構想に向けた準備期間として、入念な計画を市民参加で立てる時期にしてほしいと思う。
のんびりはしていられないが、手法については、行財政改革だけを念頭に指定管理者制度(一応否定はされたが)やPFIなどに駆け込んではいけない。待望久しい新しい図書館だが、今までの東村山の図書館行政のあゆみや独自性、専門性を反故にすることは、大きな損失である。私たちは単に新しい「器」がほしいのではないのだから
。(大塚恵美子)