八坂小学校図書館リフレッシュ作戦はじまる

2008年11月21日 02時51分 | カテゴリー: 本の楽しみ・図書館・学校図書館

今日は、八坂小学校の図書整理を市立中央図書館の指導・応援で実施します、とのことで、PTA・OBとして作業に参加。課題はいっぱい見つかったが、楽しい作業だった。
耐震工事が終わった八坂小の南校舎3階が学校図書館。2教室分はある陽当り抜群の図書館に中央図書館の木村司書、図書館ボランティアサークル「ひまわり」のメンバー、PTA、OBなど10人以上が集り、作業を開始した。

3月に整理をした後、手付かずだった10年以上前に受け入れた図書を基本に廃棄する本を抜き取り、また新たに購入した図書の配架などを中心に作業した。八坂小では、全学年を通じて図書の時間(授業)があり、子どもたちは、クラス単位で図書館を利用することに慣れている様子だ。しかし授業以外では、毎日、自由に本を借りられるわけではなく、火曜日と木曜日きり貸し出しがされないらしい。しかも、この1年間に受け入れた図書は、図書館内で読み、貸し出しができないルールだ、むむむ。
木村司書の指導であちこち本をひっくり返して点検。辞書は、なんと20年以上前のものがどっさりとあった。コンピューター関連の本は借りられた形跡がほとんどないが、数年で使い物にならない。ここ3、4年以内に受け入れた本でも、「かいけつゾロリシリーズ」や「タンタンの冒険シリーズ」などはボロボロで人気のほどがわかる。

全体を見回してみると分類ごとの図書の「仕切り版」もボランティアサークル「ひまわり」の手作り、壁の飾りも歴代のお母さんたちが手がけてきた。図書の補修にも分類のシールを貼るにも、シール代やブッカーという透明フィルムが消耗品として必要だ。なかなかこの予算が計上されにくいことがわかった。

文部科学省の交付金が配分され、標準図書整備に向け本が毎年、購入できても、蔵書構成、選本、装備、配架、貸し出しなど、本を活用した基本的なサービスがなければ、ただの本箱だ。授業に活用できなければ役割は果たせない。子どもへ本を手渡すのは、人の手だ。先日、視察に行った鶴岡の朝陽第一小の取組みも工夫を重ね、可能性を追求し、信頼され活用される図書館に育った、そこには五十嵐絹子先生のような軸になる「人」がいた。
やはり、八坂小だけでなく一番の課題は、専任の学校司書がいないことだ。誰かがいなければ図書館は開けられないし、貸し出しや調べ学習などの相談にのることができないし、何が必要とされているかわからずじまいだ。ここが突破できなければ、せめて専任に近い司書教諭を配置できないか。そして、学年ごとの図書主任。そしてボランティアとの連携。
今までも、八坂小の図書館には、その時々には、人の手がかけられてきたことがよくわかる。一貫したビジョンを描き、継続して図書館が耕せるような、学校側とボランティアとの話合い、役割分担など、共通ルールを手がけていく道筋ができるといい。

2005年に策定された東村山市の「子ども読書活動推進計画」の策定協議会の副会長をつとめた時に、市立図書館の学校図書館への支援等、図書館の役割に期待する答申を出した。うちの市の図書館は、しっかりそれに応えてくれる資質と専門性がある。ピカイチの司書集団が、市内の学校を順繰りに回って、今日のような指導・フォローを親身に行なっている。図書ボラ研修に、司書教諭連絡会などなど、これは、指定管理者やPFIでは、とてもできない仕事だ。しかし、いつまでも、おんぶにだっこではいられない。各学校で継続できる主体をつくっていかなければ。(大塚恵美子)