あめがふったら、かささしていけばいいから

2008年12月24日 09時57分 | カテゴリー: 日々雑感

昨日は我が家のクリスマス・パーティ。小さな子どもと過ごすしあわせを再び享受するここ数年。お客様もおよびするのでお昼前からみんなで支度。飾りつけもテーブルセットもお料理もできて夕方からのパーティ、Rayは乾杯が好きなので、シャンパンと麦茶で、一番いいグラスで乾杯、何度も!
あらかたおいしいものを食べて笑って、デザート、という前にピンポン!の音。「誰かしら?」とママが玄関に出ると「サンタさんだ!」、一瞬動揺するRayが体を固くして玄関に出るとサンタさんが。思わず後ずさりのRay、大きい包みを二つもったサンタさんがつづいて部屋に入ってくる。めがねをかけた優しげなサンタさんはにこやかに黙ってプレゼントを次々に取り出す。「ありがとう…」横にいるサンタさんに緊張しながらつつみをあけると、本物のサッカーボール(Rayの好きな赤と黒の柄)、「ひとまねこざる」おさるのジョージの絵本2冊、手編みの帽子とマフラー、お菓子の形のパズルのセット、そして「かいじゅうたちのいるところ」のかいじゅう!ぼーつとしてしまうRay、去り往くサンタさんに、頬を紅くしてかろうじて無言でバイバイを。
「サンタさん、こわくなかった」昨年はこわかったのだろう。パズルをすぐに始めて「これミュー(武蔵村山のショップ)にあったよ」のするどい指摘に、いつの間にかやってきたパパはびっくり仰天。かいじゅうは、「マックスのかいじゅう、かいじゅう踊りをはじめよう、だね」大好きなセンダックの絵本のまんまのかいじゅうには、マジに凝視。

新聞を開くのも気が重くなる時勢、世の中、六本木や原宿、銀座の年末のきらびやかさが少々嘘っぽく見えてしまうこの頃。みんな醒めている。でも、子どもと一緒の毎日や季節、季節のお楽しみには、これから育っていく希望が暖かく巡回し、周りのおとなを無言で励ます。小さなきみといて私たちは嬉しい。

先日、夕刊を開きながら「明日は雨だって、いやだな、どうしよう」とひとり言をつぶやくと、横で遊んでいたRayが「あめがふったら、かささしていけばいいから!」と言う。ああ、そうだね、本当にそうだね!何も思い煩うな、雨が降ったら傘をさせばいいのね!
この言葉にどんなに励まされたかしれない。これは真理、そうだね、その通りだよね!
一番に仲のいい信頼する友人Nが体調を壊し、私はかなり落ち込んでいる。友人に逢いに病院にでかけた。その時も賑やかにおしゃべりしながら、「かささしていけばいいから」の話を彼女に伝えた。Nも「そうね、Rayくんいいこと言うね、そうよねえ」、病気ならば治せばいいから、治療していけばいいから。そうだよね、Ray、N、とっても胸がいっぱいになる。

一年も終わる、誰がどんなクリスマスを過ごされるか思いも至らないけれど、いつも小さないいことや小さなしあわせは傍にあるから。いいひとときが、どなたにもありますように!(大塚恵美子)