百聞は一見に如かず・・・柏崎市への議員研修 その2

2009年2月5日 02時48分 | カテゴリー: 政治を変える

研修2日目の29日は、柏崎市内の施設3箇所を訪ねる。
柏崎市では産業観光の取り組みが進み、産学協同による産業活性化や生涯学習施設や子どもの体験施設も観光資源として市民に限らず提供されている。

初めに「夢の森公園」を訪ねる。30haの敷地は全体が見渡せないほど。森林や池など里山の自然の中での自由散策、そして生き物とのふれあいなど専門スタッフや地域のマイスター(達人)による多様な自然体験プログラム(有料)に参加できる。ビジターセンター機能のエコハウスは地元の杉材で作られ、太陽光発電を取り入れるなど「環境学校」との位置づけだ。市内外の利用者は年間3万人を超し、プログラム参加者は12000人とのこと。2007年に開設されたこの施設は、土地の購入、施設整備、30年間の運営費・人件費(年間当り7000万円)の合計60億円相当の経費がかかるが、これらは全て東京電力が柏崎刈羽原子力発電所7号機完成の記念に市に寄贈したもの。すごい・・・

2箇所目は「県立こども自然王国」へ。1995年に開館した日本初、宿泊・温泉施設つきの大型児童館だ。県から市が委託を受け運営している。イベントのほか、工作や食育、自然体験(冬はスキー、雪遊びも)のプログラム(有料)があり、年間71000人が利用、宿泊は6600人。当日は館内に利用者の姿はなく、温泉が豊かに沸いていた。年間の管理運営委託費は1億5000万円だ。

最後の見学は「西山自然体験交流施設・ゆうぎ」へ。日本海の海水浴場まで車で5分、広さが900ha、水田用のダムと森林に囲まれた2006年にフルオープンしたアウトドアの拠点だ。ログキャビン8棟、オートキャンプサイト32区画、フリーキャンプサイト30張のリゾートライフが楽しめる。通年、工房で木工、陶芸、食品加工なども体験できる。「ゆうぎ」も東京電力が原発7号機完成記念に4億円を寄付してできた施設だ。またしても、原発7号機記念・・・札ビラが目に浮かんでしまう、品がなくてすみませんが。

百聞は一見に如かず、である。柏崎はエネルギーに関連の深い土地である。日本最古の石油の発掘地であり、現在は原子力発電施設が7基。石油会社や東京電力、電源開発などとの力関係を思い知る。
昨日2月3日の夕刊(朝日新聞)に「柏崎7号機、市長、停止命令を解除」の報道があった。中越沖地震で被災し停止中の7号機に対し「原子炉を動かせない法的な歯止めとなっていた命令が解除され、7号機は運転再開に近づいた」とある。地元の了解はどのように得るのだろうか。
(大塚恵美子)