どうしてここまで財政が悪化しているのか・・・

2009年2月20日 02時51分 | カテゴリー: 政治を変える

定例議会が2月24日から開会する。1週間前の17日が告示で、議案が出揃う。3月1日からの一般質問の通告と開会初日の当初議案に対する質疑の通告を済ませた。委員会、予算委員会と次々と準備に取組まなければならない。
議案の数は32と多く、その内、予算関連は6議案、予算書は2センチをゆうに超す厚さだ。議案を見ながら、眠れないくらいに気が重くなっている。睡眠時間は元々多くはないが、寝ていても気分が覚醒している。

どうして、ここまで財政が悪化しているのか・・・先週の土曜日14日の朝刊各紙に09年度予算案のプレス発表が載り、「退職手当債発行」の文字が重い。08年度補正で6億8千万円、09年度予算で2億3千万円の起債が想定され、合わせて9億円の退職金のための「借金」だ、しかもこの2年間に止まらず、5年間で30億円前後とも。積算根拠が全くわからない、返済のあては?一体どこから捻出するのか。
09年度一般会計予算案は432億円、前年度から2.5%減だ。世界規模の金融破綻、止まる気配のない景気の後退、そこに昨年の年率換算GDPが12.7%減という衝撃が走る。政府は何やってるか、といえば、中川財務相の辞任、内閣支持率は14%、全く国民に向かい合っていない。焼け石に水のような定額給付金への執着だが、補正予算を無理やり通せば、当市の市民には23億円もの給付が予定される。23億円、国の総額予算は2兆円。オバマ大統領は、サブプライムローンに象徴される住宅再建に7兆円規模の手を打つそうだ。この違いだ。2兆円は恒常的に浸透する政策に使って!個人にばらまかれる 23億円を市民サービスの充実、ソフト部分のインフラ整備に使いたい、教材費や教師の加配、待機児の解消、児童クラブや障害児、シングルマザーの不利を埋める施策など、もっと活かせるところに使いたい!

そこに来て、退職手当債の発行とは・・・団塊の世代の職員がここ数年で大量退職することは、誰の目にも明らかだったはず、行財政改革で職員定数を削減し、退職者不補充で2012年までに185人が定年退職、750名の組織定数となる計画で、ここ2年は新規採用もなし。それなのに退職手当基金「貯金」はたった2億6千万円きりなく(ひとり2000万円相当の退職金なら10人分がやっと)、財政調整基金も6億7千万円きりない枯渇状態だ。
現実ではこの08年度で退職する職員は49人、うち20人は定年を待たずに辞める人だ。昨年12月に職員報酬が引き下げになり、労使交渉の結果、減給補償が今年度分だけつく。だから、嫌気がさして駆け込みの退職につながったのか。モチベーションは下がっている。市長自らの退職金50%カットや給与カットをしても追いつかない。議員も何らかの形での減給は止むを得ない状況だ。人員削減だけで乗り越えられないし、退職金の問題に止まらず市民サービス低下は目に見えている、財政分析や事務事業の見直しや具体的な再建努力はどのようにされてきたのか。誰も打つ手を講じてこなかったのか?! 退職手当債の発行は10年前に小金井市が2億円の起債をしたのみで、他市の例はない。ああ、どうすればいいのか。今まで、市は議会は、何をしてきたのか。(大塚恵美子)