市民不在は不毛な行財政改革だ・・・一般質問を終えて

2009年3月5日 14時05分 | カテゴリー: 政治を変える

2日から4日まで一般質問が行なわれ、私は3日に「一部プラスチックの焼却処理への転換」と「図書館のあり方」について質問した。その後、どっと疲れが出てしまう・・・花粉か風邪か、悪夢か。
質問と答弁の要旨については、2回に亘り、東村山・生活者ネットワークのHPに掲載済み、ご覧ください、少々長いですが。

「プラスチックの焼却処理」については、12月議会につづく2回目の取組み。ごみ減量、分別、リサイクルの課題への検討は早い時期から市民の参画があり、「一般廃棄物処理計画」、公募市民の参画による「秋水園施設整備のあり方について・報告」策定など市民の協力で進められてきた。H19年からの容器包装プラスチックの資源化でも、市民の参加なしに施策は効果を現すことができない。
容器包装リサイクル法に基づき、収集されるプラ類に汚れたボトル・チューブが混在し、プラ全体の評価を下げることについて、回避のために打とうとしている手が、汚れたプラを抜き取り、秋水園での「プラ焼却」だった、老朽化し、10年延命の工事をしなければ持たない炉なのに。問題は、市民に隠密裏の「プラを燃やさない」理念の方針転換にある。
1月に入り、プラ焼却実証実験を9日間行い3.4t焼却したことがわかる。この時点でも秋水園周辺住民や周辺対策協議会にも周知せず。
ごみ減量、容器包装リサイクル法の理念は、3R、リデュース(排出抑制)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(資源循環)だ。安易なプラ焼却の道は、ダイオキシン類似物質、重金属類などの発がん性物質を排出させ、人体や環境に過大な影響を与える。
容器包装リサイクル協会の生産者責任を棚上げしたような厳しい品質評価や受け取り拒否が自治体に無理な処理をも強いている。他の自治体は同様の事態でも、市民に対する周知や協力を徹底させる努力をしている。市民不在では解決はできないからだ。
実証実験のデータ検証を終えた後、良好なら市民に報告、理解を得て後期の実証実験につなげるそうだ。今まで培ってきた自らの分別のルールを壊すことは、市民の協働をも不在とすることだ。財政難を理由に目の前の費用対効果だけに目を奪われ、10年後の成熟をみないことでは不毛である。

「図書館のあり方」については、「第3期行財政改革大綱・後期実施計画」に「図書館の職員体制の見直し、指定管理者の検討」が載ったことに危機感をもち、コスト論だけでは計れない図書館の本来のあり方について質した。
5館ある図書館すべてに夜間開館や休館日の見直しがされ、OAシステムの更新でPCや携帯からも蔵書検索、リクエストが可能となり、サービスは向上した。しかし、図書館とは、無料貸し本屋でもなく、簡単便利ならばよし、という訳ではなく、量的なものでは測れない性質のものである。レファレンスや資料提供、館内のサービス提供のみならず地域を下支えする専門性と継続性を必要とする社会資源、学習拠点なのだ。
S49年に画期的な市民参画・専門委員会で設立された図書館の歴史的経過と市民が育ててきた専門家集団についての認識と評価を真摯にするべき、との図書館のあり方を検証する質問とした。答弁は、やはり目先の職員200名削減、に捉われた発言の域を出ない感じで、がっかりである。

失ったものは、元に戻らないのである。市民の意見を諮ることのない行財政改革は、さまざまな叡知や参画を閉ざしてしまう。「沈黙の春」は不毛だ。(大塚恵美子)

【写真は、娘がつくってくれた有田焼のお雛様、あっという間に雛祭りが過ぎてしまって・・・】