「私の夢そのものの皆さん」と校長先生は語りかけた

2009年3月25日 01時10分 | カテゴリー: 子ども・教育

もくれんやあんずの白い花、しだれもも、そしてふわっと明るく桜が開いてきた。卒業式、別れの季節。先週は七中に、今日は富士見小の卒業式に参列した。
我が家の息子、娘が、子どもだった時に通った小学校、やはり一番身近な気がし、さまざまな事柄が去来する。今年は3クラス97人の子どもたちが巣立つ。
壇上に、日の丸に負けないくらいに大きく「Here We Go! 拓け未来への扉」の言葉が掲げられている。5年生の合奏の音の中を卒業生が入場してくる。ちょっと緊張した横顔。きちんと席について式が始まる。
卒業証書を受け取る時に壇上で、「夢」や「抱負」といった今の気持ちを大きな声で語ってくれる。クラブ活動で楽しんだサッカーやミニバスケット、三味線などをこれから、もっと、という思いや勉強も部活も両立させます、とか、総理大臣になります、とかペットトリマーになりたい、ダンスを続けたい、寿司職人になる、など、ちょっと気張ったすてきな将来の希望が並ぶ。お母さん、お父さんありがとう、との言葉や先生や友だちに向けた言葉もある。
石橋校長先生が、卒業生ひとりひとりの「別れの言葉」を受け止めた式辞の中に「私の夢そのものの皆さん」というくだりがあった。石橋先生自慢の子どもたち、夢そのもの、いいなあ。それから川崎洋の「たんぽぽ」の詩を大きな声でゆっくりと暗誦された、2度。
 たんぽぽが たくさん飛んでいく
 ひとつひとつ みんな名前があるんだ
 おーい たぽんぽ
 おーい ぽぽんた
 おーい ぽんたぽ
 おーい ぽたぽん
 川に落ちるな

それから、石橋先生は、「よりよく生きる、ともに生きる」という言葉も贈られた。
在校生と向かい合い、大きな声で「門出の言葉」を交し合い、歌いなれた校歌を歌う。ひとりひとりが担任の先生と握手を交わし、退場していく。
ひとりひとりが「愛された記憶」をずっと、どこかに持ち続けてほしい、と願う。
おめでとう、子どもたち。ゆっくりでいいから、いろいろなものを眺めながら歩いていってほしい。川に落ちるな。
(大塚恵美子)