定額給付金の申請状況など

2009年5月11日 06時58分 | カテゴリー: 政治を変える

東村山市では、4月1日から申請の受付を開始した総額23億円の定額給付金。1ヵ月を経過した最近の事情をご担当の次長から伺った。
市民センター1階に推進本部を立ち上げ取り組んでいるが、当初1週間の問い合わせは、電話、来庁者ともに多く、一日1000人もの人が見え、電話も1ヵ月で7000件あったとのことだ。本人証明のための添付資料(免許証やパスポート、各種保険証など)に必要なコピー機を途中から導入し(1枚10円)対応、また個人情報の公開について異議のある方との対応など、想定を上回る事態が次々と起こった様子だ。
「とにかく給付ありき」、で3月半ばに国会を通過した未だかってない大規模ばら撒き施策のため、国の準備不足が響き、東京都もほとんどフォローがない状況らしく、Q&Aの追記なども遅れ気味だったようだ。市では兼任の9人の本部体制をとり、受付作業などは、業務委託をし、23〜24人が対応にあたっている。給付にかかる経費はすべて国が負担する。
4月27日現在で48000件の申請を受理し、全世帯の68.7%にあたる。窓口受付が約7000件、郵送が約42000件あり、一日に約2000件の処理をしている。申請は10月1日までなので、多くの方が早く申請されていることになる。
気になっていた様々な課題について伺ったが、高齢者については、コンビニなどのコピー機に置き忘れが多いと聞いたが、直接の被害は今のところない様子。障害のある方に対しては、施設長や民生委員でも代理申請ができるため、民生委員、通所施設や作業所に広報してもらう工夫をお願いした。生活保護受給の方には、生活福祉課のケースワーカーから声をかけてもらうことも。
3月議会で質問した住民登録を避けているDV被害者への対応は、各地で独自に取組むところが増え、近隣でも町田市、立川市が取組んできた。当市も相談は100件を超えるそうで、なんとか工夫したいが、財政の課題が大きく苦慮されている、と。まだ数ヶ月あるので、努力を更にお願いした。
ホームレスの方については、支援者からの問い合わせがあるが、住所をどこに登録するかなどの課題がまだ解決されていない様子だ。
外国籍の方からの問い合わせはかなり多く、情報は行き届いているが、申請書が郵送されてこないとの内容も多く、住民登録については別の課題も浮き彫りになったようだ。
ご担当も「弱い立場の方に行き届かせなければ」との思いを十分認識されていて、世代別や課題のある方の申請状況を早急に分析してほしいことや課題のある方へのアプローチをお願いした。
とにかく、前例のない丸投げ状態の施策だけに、ご担当の苦労はいかばかりかとお察しし、ご苦労さまと申し上げたい。
しかし、当市で23億円、この金がまとまって市の裁量で使えたら、といまだに思わざるを得ない。(大塚恵美子)