ふたつの市民ワークショップ

2009年5月18日 07時52分 | カテゴリー: まちづくり

16日、17日と立て続けに、今後のまちづくりに関する市民参加型ワークショップが開催された。

16日開催の「東村山の未来を考える市民会議」はH23年から実施される「第4期総合計画」策定のための市民ワークショップで、公募の72名の方が9つのチームをつくり、第6回を迎えている。当日は、中間まとめ、ということで、傍聴に伺った。
テーマ別(みどり・環境・ごみ、教育、子育てなど)チームは、各チームでの議論の成果と見えてきた課題について、各チーム15分間で発表をしたが、チームの個性が出て、自由なプレゼンテーションとなっている。どこも、初めて出会った年代も環境も異なる市民が、戸惑いの中にも縦横に意見交換をし、共感し、課題と夢を共有しあってきた様子がみえる。
なるほど、と思うことも多く、今後のまちの未来に大変参考となる。協働・情報化に関しては中間支援組織が必要とのご意見には、全くその通り、と思う。
計画策定過程や策定後も、参加者による推進チェック体制が必要だと思っていたが、同じ意見があちこちで見受けられ、心強い。ファシリテーターが不在のように見受けたが、現実を踏まえながら、楽しく夢を構築されている姿に感服!

17日は「東村山駅周辺まちづくり基本構想」づくりの「まちづくりワークショップ」に伺った。受付で「議員はメンバーとして参加できないですよね?」と何気なく聞くと、「大丈夫です、市民として参加してください」とのお応えだったので、山口議員とともに「ちゃっかり」参加者となったが、有意義だったと思う。
市報にもあったが、国土交通省が都内で唯一の地域として東村山駅周辺を「連続立体交差事業の新規着工準備採択」をしたことで、今後の実現がかなり濃厚となり(数10年先?)、駅周辺5ヵ所の踏切、府中街道、鷹の道などを含む85haが検討範囲、というかなり集中的・具体的なまちづくり構想だ。
30人くらいの参加者が3つのチームに分かれ、「まちのよいところ・悪いところ」を各自貼りだし意見交換を行なった。「アーバンデザイン東村山会議」の方々が進行役として一緒に参加された。その後、具体的な解決策を、もう一度貼りだし、再度意見交換を。そして各チームから発表を行なった。
「よいところ」は、緑が多い、北西部に市民のよりどころ且つ観光資源があることなどが共通であがった。悪いところは、道路の狭隘、歩道がない、踏切付近の渋滞、用途地域が合わない、商店街がさびれている、バリアフリーでない、など、やはりこれも同様だ。おのずからチームから多く出る解決策といえば、立体交差化、都市計画道路というハード面の推進が浮上することになる…
私は、都市計画に関しては、単体でなく緑や河川を含んだ総体的アセスメントの必要性、また都市計画道路などは需要予測を再考し「時のアセス」を実行すること、歩行、自転車の道と車道のすみわけなどを提案した。また、道路、駅周辺だけが立派でも、まちの個性や匂いがしないまちづくりはいやだな、と伝える。コミュニティの破壊は困るし、空洞化も困る。ソフト面での提案をさせてもらったが、発表してもらえず、少々がっかり…
また、こちらのワークショップは、既に3月にコンサルも決まり、地元や商工会関連の方々が参加する「東村山駅周辺まちづくり協議会」が設置されていて、同様のワークショップが行なわれたそうで、「同じことまたやるの?」の声があがり、参加者は協議会メンバーの方が3分の2位いらっしゃると聞いた。

情報の行き亘りがまだ不十分だが、地権者・関係者以外の市民参加のチャンスが増えたことは大いに前進だ。しかし、今回は、前日の「未来市民会議」と、かなりの部分(道路、交通、基盤整備、環境、商工業、観光など)が重なるように思え、2本並行ではうまくなく、今後のリンクのさせ方に配慮がかなり必要だろう。(大塚恵美子)