「核兵器のない世界」にどう取組むのか

2009年8月7日 07時11分 | カテゴリー: 平和・憲法など

8月は、広島と長崎に原爆が投下された終戦から64年。6日の「原爆の日」の広島市長の平和宣言は、4月のプラハでのオバマ大統領による「核兵器のない世界」発言にふれたものとなった。世界的な注目の中でのオバマ発言の影響力は大きく、驚きとともに受け止められ、世界的な核廃絶の気運が出てきた。「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置づけを新たにし、「地球規模の民主主義が今発芽しつつある」とされた平和宣言に未来を感じたいと思う。

しかし、現実への一歩はまだまだ厳しい。国際的な軍縮、核保有大国の核兵器の具体的削減、イラン、イスラエル、パキスタン、インド、北朝鮮そしてアメリカ、中国といった国々が批准しない「包括的核実験禁止条約」の実効性など。信頼と民主主義を浸透させるには、どのような対話や破滅に向けた競い合いでない世界観を構築できるかによるのだろうか。

そして、国内での課題もまた大きい。被爆がもたらした後遺症に苦しむ方が未だ絶えることなく、被爆者は24万人とされるが、原爆症の認定者は4400人というギャップ。6日、政府は、原爆症認定集団訴訟に対し、終結のための確認書に署名をしたと報じられた。64年の認められない苦しみを抱きながらの原告の方々が獲得された、長い時間のかかった大きな一歩であると思う。しかし、首相の明快な謝罪もなく、救済される対象は被爆者全てということはなく、認定基準の見直しや、問題解決のための基金の成立も不確かである。

東村山・生活者ネットワークは、8月22日に「平和の集い第3弾」を開催する。昨年の刺激的な講師・豊田直巳さん(フォトジャーナリスト)につづき、念願の講師・田浪亜央江さんをお迎えし、イスラエル、周辺アラブ諸国での体験を経た視点による平和の構築についてお話を伺う。東村山で育ち、現在は大学非常勤講師をつとめられる田浪さんは、昨年出版された「〈不在者〉たちのイスラエル」で第14回平和・協同ジャーナリスト基金 荒井なみ子賞を受賞された方。足元からの平和をともに歩み出す機会になれば、と思う。是非、ご参加を!前売り券好評発売中!
平和の集い第3弾「女たちは平和をつくれるのか」
講師:  田浪亜央江さん
日時:  8月22日(土)14:00~16:30
会場:  市民センター2F 第1・第2集会室
       東村山市役所前・中央図書館隣
参加費: 500円(学生無料)
主催・連絡先  東村山・生活者ネットワーク
        Tel/Fax 042−392−7677
        Mail hmy.net@hyper.ocn.ne.jp