女性特有のがん検診の推進

2009年10月9日 01時13分 | カテゴリー: 女性・生き方

9月議会の補正予算審議で、乳がん検診と子宮頸がん検診の無料クーポン配布が予算化された。国の経済危機対策の一環として、特定の年齢の女性が検診対象となる。国は、受診率50%を目標としている。
他の自治体では、既に配布を終えているところも多く、国の指針通り6ヶ月間の受診としているところが多数とのこと。

当市は、あらまあ、大変に出遅れ気味で、11月から無料クーポンの受付・配布、受診は2月一杯とする予定だそう。今回、対象となる方は、乳がん検診が40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、子宮頸がん検診が20歳、25歳、30歳、35歳、40歳となっていて、対象者には、市から通知がいくことになる。当市では、10%の受診率を20%にあげることを目標に、2000人分を想定しているそうだ。予算が足りない!という位、受診者がいらっしゃることを期待するし、また単年度限りでなく、経年での実施を期待したい。
子宮頸がん検診は若い方に受診をしてほしい、とのことだが、そのためには、休日の受診を可能にすることや、託児のケアなどが必要だと思う。医師会との連携が要か。

10月は乳がん予防月間、乳がん撲滅のための「ピンクリボンキャンペーン」が始まっている。10月19日には、久米川駅頭でテントを張ってキャンペーンを行い、そこで一般の検診予約もできることになるそうだ。26日には、予防のための講演もある。昨年は、映画上映などのピンクリボンキャンペーンを行なってきた当市は、活動が年々積極的になってきた。昨年の映画「私の乳房の思い出」という韓国映画はなかなかおもしろかったし、自己検診用のグローブなども配られ、よい取組みとなっていたが、参加者が少ないことが実にもったいない。PRをもう少し、といった感じ。

さて、子宮頸がんで、気になることがある。9月29日に厚生労働省の薬事審議会で承認され、近々正式承認となる見通しの「子宮頸がん予防ワクチン」のことだ。既に世界98カ国で承認され使用されているワクチンだが、接種の対象が11歳から14歳の女子ということが予想され、6ヶ月以内に3回の接種が必要となり、費用は3万円から4万円かかることになりそうだ。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が性交渉によって感染することによる。だから、性交渉が始まる前の低年齢層に予防ワクチンを接種し、年間2500人ともいわれる子宮頸がんの死亡者をなくすことができる唯一予防できるがんといわれる。
うーん、セーファーセックスを理解する性教育こそ重要なのではないかと思うのだ。子宮頸がんはワクチンで防ぐことは可能かもしれないが、HIVや増加しているクラミジアなどの性感染症への対策も必要ではないだろうか。
親子での共通理解や男女ともの性教育が根底になければ、子宮頸がんのワクチン接種だけでは、実にバランスが悪いなあ、と思うのだ。画期的ながん予防という名目で女子だけが、引き受けることが多いのは、なんかとってもいやなのだ、私は。(大塚恵美子)