今年も「農業者クラブ管内視察研修会」に同行

2009年12月3日 00時57分 | カテゴリー: まちづくり

先週27日は、昨年につづき、市内農業者有志の研修会に参加した。今回は、議員が15人も参加、総勢80人で、廻田、多摩湖地区の7ヵ所の農家を訪ねた。

集合場所の金山神社を出発し、体験農園「野菜工房自然塾」を最初に訪問。市内に5ヵ所ある体験農園のひとつだ。園主の小町竹男さんからビニールハウスの講習場で説明を受ける。4反ほどの畑に73区画あり、2週間に一度、園主の指導を受け、年間14品目以上の作物をつくる。年間利用料は40000円(練馬などと違って市の補助はなし)だ。生産緑地の指定を受ける体験農園は、相続税の優遇制度が適用される。農薬は使うが、木酢液などの自然農薬も使っている、徐々に有機農法に変えていきたいと思っているとのことだった。
2軒目は、小町勉さんの東京都特別栽培認定圃場に伺う。私は、毎週、こちらの小町さんから野菜を届けてもらっている。季節の変化や旬のものがなんであるか、学ぶ。葉物もネギも南瓜もブロッコリーも万願寺唐辛子(大好物)も、夏のトマトもトウモロコシも枝豆も西瓜も、本当にどれもおいしくて、その季節がいってしまうと残念になるほど。東京都の認定を受けて5年位とのことで、年間20〜30品目作られ、バンカープランツとしてソルゴというものを植え、油虫の害を防いでいる。小町さんは、苦労話というか、失敗談ばかりお話になり、大変謙虚な方だ、あんなにどれもおいしいのに。
金子光一さんの畑では、落葉の堆肥で33年トマトを作られてきたお話を伺う。トマトの後はブロッコリー、キャベツをつくり、収穫物以外は畑にすき込んで土をつくっている。出荷先は久留米市場とのこと。
細田昭男さんは、大きなハウスで椎茸栽培をされている。近くの廻田で、きのこ栽培がされているなんて全く知らなかった。4層の遮光フィルム、扇風機、ミストなどを使ったハウスで13℃〜20℃の湿度・温度管理をしながら5月から6ヵ月培養し10月から収穫が始まっている。チップ、米ぬか、フスマ、コーンスターチ、石灰などからできたブロックで栽培し、同じブロックで5回位収穫できるそうだ。ピークで一日200㎏の収穫があるそう。出荷先はイトーヨーカドー、ヨークマート、給食にも。ずらりと並んだ椎茸ブロックは不思議な世界、工場だ。きのこの造形はなんてかわいらしいのだろう、飽きずに見てしまう。
大久保正昌さんは、H18年に補助金(1/2)で4棟のハウスを建てられ、トマト、きゅうり、ほうれん草を作られ、直売とJA新鮮館で販売している。作業は2人だそうだ。
廻田図書館前の江藤保久さんの花卉ハウスを訪ねる。H20年に2棟のハウスを建てられ、20年もつとのことだ。今は、パンジー、ビオラが盛り。ブルーベリーの苗やベコニアも育てている。10万の種を一度に288蒔ける機械があるそうで、8月に7万の種を植えたそうだ。堆肥にピートモスを使っている。
暗くなりかけた最後の訪問先は、多摩湖町の浅見伊佐雄さんの畑だ。多摩湖町で65a、富士見町で15a計80aの畑で40〜45種の作物をつくる。この土地は水気の多い土地で、雨になると流れ、歩くと固まる、なかなかご苦労の多い地質のようだ。黒々とした堆肥は清瀬の石井畜産のものを使っている。野菜は週に4回、富士見町で直売しているとのことだ。

今回も本当に楽しかった。市内の農家を訪ねることは、発見の連続。様々な取組みやご苦労があることを知る。人手も少ない。顔見知りになった農業者の方々とお話しながら教わることが多く、秋の楽しみのひとつになってきた。
持続可能な都市農業モデルであってほしい。いろんなものを産み出す大地は、本当にいい。(大塚恵美子)