あらためて、ごみ処理施設の見学を

2009年12月14日 09時38分 | カテゴリー: 環境

環境建設委員会所管事務調査

このところ、ごみの中間処理施設である「秋水園」にまつわる再整備の計画が進みつつある。
老朽化した焼却炉は、10年間の延命化のための工事を控えている。2年間かけて炉の補強等の工事が計画されていたが、新たな補助金が適用される見通しとなり、1年先送りされたものだ。しかし、政権交代による交付金・補助金の見直しがあらゆる分野で展開されているところから、交付内容や額などは、ちょっと先が見通しにくくなってきた。
そして、かなり突如として登場した感のある20年3月に配置計画、そして21年に、整備基本計画が浮上した「リサイクルセンター構想」だが、既存の集積、中間処理施設である、資源物(びん・缶・ペットボトル)、有害物、不燃物(今は外部に委託)、粗大ごみなどを集中化したリサイクルセンターを設置し、騒音や悪臭の対策に努めるとするもの。H26年度稼動、25億円もかかる構想が「たたき台」として提案され、目下、公募委員4名、周辺自治会から9名の参加で検討委員会が設置され3月まで議論をすることに。18日に第3回検討委員会が開かれることになっている。このことについては、H19年度の決算委員会で、リサイクルセンター配置計画に建設費29億6000万円、維持管理費5000〜8000万円とさりげなく記載されているのを「発見」し、これでいいのか、と質したものだ。

さて、11日の雨の中、秋水園に委員会調査で出かけてみると、久しぶりの見学となったが、どの施設もかなり老朽化し、パッカー車等の車が交差する動線の悪さが目につく。不燃物の処理は破砕機の老朽化により外部に委託されたため、騒音に満ちていたかつての施設ががらんとして廃屋のようだった。びん・缶の選別場所、特にびんを砕いてカレット化している様子は音も粉塵も凄まじい。現在はシルバー人材センターの方が作業をされているが、半屋外なので暑さ・寒さの対策が気がかりだ。今回、あらためて気づいたことに敷地の多くが、びん、缶、生きびん、有害物等のストックヤード化しているということだ。
可燃ごみを950℃前後で燃焼する75t炉2基の焼却炉もよくもっているな、と実感。ダイオキシン対策や耐震化工事はされているものの、焼却灰を水で処理する最終工程のプラントなどは腐食が進んでいるようだ。

その他、とんぼ工房などを見学して、恩多町の加藤商事の容器包装リサイクルプラ中間処理施設に向った。
ここに伺うのは2回目で、以前は生ごみ堆肥化の乾燥装置があったが、現在は撤退し、がらんとしたストックヤードとなっていた。プラの選別や不適物の中身などを見せてもらったが、以前に比べきれいに出されてきたと思う。施設長も同様のことを言われていた。現在は、昭和電工でアンモニアガス化されている当市のプラスチックだが、汚れたボトル、チューブ類がプラの品質、ランクを落とすということで、抜き取り秋水園の老朽化した炉で燃やす実証実験が2回行われた。しかし、今回、汚れたボトル、チューブ類など「目をさらのように」して見たが、見かけなかった。
リサイクルセンター構想検討委員会と時を同じくして、一般廃棄物処理基本計画のH23年改定への市民意見を広く聞き、議論する「意見交換会」が10名の公募市民によって始まるところだ。市民公募の流れが出きたことは大きく評価したい。減量も資源化も処理も同じ理念で論じられなければならず、並行して行なわれる会の今後の共有化、調整に工夫がいるところだろう。(大塚恵美子)