「やっぱり人の東村山」あっぱれな図書館と人のつながり

2010年2月19日 08時22分 | カテゴリー: 本の楽しみ・図書館・学校図書館

子どもと本の世界をむすぶ人たち

18日、多摩地域公立図書館大会に参加した。「児童サービス」の分科会に伺う。
まずは、後藤暢さん(元専修大教授)の講演で「図書館員・ボランティアの役割を考える」として、非正規化がすすむ図書館員の専門性の捉え方、人員削減が目的のようなボランティアの準備なき導入など話が進む。ちょっと驚いたのが公立図書館、学校図書館の職員数で、全国で3万人少々、非正規、委託を入れても5万人だ。教員(小中高)91万人、保育者37万人と比較すると歴然だが、ほんの一握りであり、社会的には認知度が低く仕事の内容もほとんど知られていないことになる。そうか・・・ほんとに行政でも議会でも理解ないものね。
図書館をめぐる市民運動と学校図書館にみるようなボランティアは違うのか、いや市民参加なくして図書館の発展はないと後藤さんはおっしゃる。ボランティアは活動の中で、専門性の高いコーディネートを必要とし、必ずその影響を受ける。図書館、学校図書館にとって市民の理解を得る好機であり、ボランティア参加が専門職配置要求につながることもよく見受けられるそうだ。安上がりの人使いに終わらせるのでなく、人のつながりが図書館を豊かに発展させ、利用者に伝播していくのか。
後半は、町田、立川そして東村山(待ってました!)から地域の個性と積み上げから、子どもと本の世界をむすぶ実践例の紹介があった。
きゃあ実に楽しかった!ここだけの話だけれど、東村山がぴかいちだったね!
町田は「ボランティア・教員、みんな一緒に研修会」として市立図書館が核となり学校図書館指導員研修会を継続してきた。これも専任司書が配置できない当市みたいなところにとってレベルアップをしかけるよいヒント、教員が混ざるっていうのがね。
立川は図書館職員が、学校への出前で「よみきかせ入門」をやってきた。この職員さんは男性で個人的にも我が子の学校でよみきかせをしてきた経験をお持ちで、子どもと本がつながる大事さ、楽しさを実感している様子が伝わってくる。これからは若手の職員につなごうという思いもみえる。立川は一部指定管理者導入になってしまうけれど、中央館は頑張るのね!
そしておまちかね東村山は、中央図書館の並木さんと「東村山うちでのこづち」の岡本さんと中道さんが登場。のっけから岡本さんが図書館トコちゃん柄の半被を羽織り、おくに訛で「東村山むかし話」を名調子で語り、ストーリーテラーぶりを発揮。図書館と人とのつながりを電車図書館に始まり、子どもゆめ基金活用で「子どもと本をつなぐ会・うちでのこづち」が図書館とのチームプレーで2年間展開した「子ども読書応援団養成講座」に至るまでのお話に惹き込まれ、ホール中が笑いの渦。ほんとに東村山らしいよ。中道さんも並木さんも、あうんの呼吸、おちゃめな自然体で、日頃の活動ぶりをうかがわせる。
「子ども読書活動推進計画」策定の時に埋め込んだ「図書館が中核」となる動きが地道に花開いてきた。さすがうちの図書館。
参加者から「やっぱり人の東村山」と称賛される。そうだよねえ、子ども読書連絡会やうちでのこづちのメンバーも大勢応援団としてやってきて、人が手渡す本の世界、お話の世界の醍醐味をばっちり体現してくれた、あっぱれ!!
2年間で1000人の人が参加した「子ども読書応援団養成講座」は「子どもゆめ基金」を活用した事業だけれど、どこを向いても財政難、ビンボーはやんなっちゃうけど、ただで起きないのが東村山の底力だ。ピンチがチャンスになっちゃう機転のよさ。
ああおもしろかった!私も根っからあっち側の人だわ、って思うね。私も仲間だからね〜。どんとはらい!(大塚恵美子)