最近の児童クラブ事情

2010年3月11日 11時37分 | カテゴリー: 子ども・教育

一般質問から

3月議会の一般質問で「子どもの放課後の居場所の確保について」として、主に児童クラブ(学童保育)の課題について質問した。

1月13日に申し込みが締め切られ、入所規準の確定作業により、2月末に、決定通知が入所希望者の元に届いたところだ。
大規模解消のため、萩山、野火止、回田の各児童クラブの第2児童クラブ設置により、この4月からの受けいれ数は1126人(3月1日現在)となったものの、入所規準に満たない60人が入所できない状況だ(答弁では「指数に重きをおいたが、夏休み等の対策は進めたい」とのこと)。国がガイドラインで望ましいとしているのは40人規模(Max70人)であり、22年度から71人を超す児童クラブには補助金が出ないとされ「71人問題」として第2児童クラブ設置が加速してきたが、厚生労働省の児童健全育成対策予算によって71人を超える児童クラブにも当面補助金が継続されることになった。
子どもの放課後の安心・安全の確保から、事故が頻発する大規模児童クラブが望ましいはずがなく、補助金の有無に関わらず、適性規模に務めていくのは当然のことだ。

今回、第2クラブが設置された萩山児童クラブ舎は、隣の公園に新築された児童クラブ内に2つの児童クラブを同居させた。出入り口を2つ設け、第1が45人規模、第2が65人規模で、メインの部屋のほかにそれぞれ畳風の本の部屋も配置されている。第2クラブのテーブルを収めるスペースの上段を「ステージ」とし、小部屋を設けたことも素敵で保護者の意見、指導員の声が活きたよい例となっている。以前の建物の1.5倍の広さで、シャワー室も備え、厨房も機能的で、廊下も広く、どこも明るく使いやすそうで、ご近所からは「ホワイトハウス」と呼ばれ親しまれているそうだ。確かに風景が明るくなった気がする。
児童クラブの庭にあった桐の木から指導員さんたちが作った玄関のベンチ、そこにつけられた子どもたちの色とりどりの手形が一際彩りを添える。内外の老朽化がすさまじかった以前の建物を思い出すと、子どもの安全確保がされたことに、しみじみほっとする。

現在、回田小学校の空教室を活用することになった第2回田児童クラブは、教室からの改修作業が急ピッチで行われている。教育部と子ども家庭部という2つの所管による柔軟で前向きな連携ができないと、課題解決に向け、少々困難なこともあっただろう。

次の展開は、青葉、化成、秋津東、東萩山、久米川の各児童クラブに対し、22年度の予算として第2児童クラブ設置が提案されている。一般質問で建設地についても聞くと、青葉がゲートボール場に建替え、後の4箇所は、各小学校の敷地に設置する、との答弁だった。

第2児童クラブ設置は急がれるが、人の配置の課題も大きい。指導員2名プラス非常勤職員の9人程度の体制で維持してきたが、第1、第2に指導員が分散、外での遊びを監督する必要もあり、人員体制が課題だ。民間活用も市の方針に挙げられているが、今までの歴史、ニーズの増加、障害児への対応、そして新設のクラブ舎をみるにつけ、子ども本意で慎重に進めていかなければと思う。(大塚恵美子)