花冷え 洗心長寿

2010年3月30日 11時31分 | カテゴリー: 日々雑感

寒い!このところの空気の冷たさに桜も戸惑いぎみ。
28日の日曜日は、早朝から久米川駅北口駅前広場完成記念式典が行なわれた。
昭和37年に駅前広場を含む3・4・26号線が都市計画決定され、20名の地権者の方々の同意を受け、さまざまな計画変更の後、土地区画整理事業、地下駐輪場工事(21年完成)、西武鉄道の久米川駅舎工事を含め、一通りの工事が完了した広場だ。4月1日供用開始、バス乗降場、タクシー乗降場のロータリー機能のほか、H8年に発足した久米川駅北口まちづくり研究会の意見を反映し、自由広場が設置されている。関係者の皆様、ご苦労様でした。「便利になったね」と多くの市民に認知され、商店街も元気を取り戻されますように。
まだ寄贈された樹木も細く、がらんとしているが小ぢんまりとした感じのいい広場となり、駅へのアプローチはよくなった。駅舎入口の壁面緑化の成長は密かな楽しみ。
ただ、地下駐輪場については、高齢の方々、子育て中の方々からすこぶる評判が悪い。エレベーターがなく、自転車を電動レールに乗せ、地上にあげるのが辛い、降ろすのも怖いとのこと。どこに止めているの?とお聞きすると、「しょうがないから路駐」と。放置自転車の取締を強化しても、問題の発生源をみないとダメだということ。まずいよね。

式典も無事終わり、実行委員会によるイベントや商店街の皆さんの心尽くしの模擬店テントで賑わう駅前広場を後に、千石の植木邸で開かれる春の茶会に伺う。冬のマントを着込んでいても襟元がさむい・・・
お屋敷の入口に見事な枝垂れ桜があるのだが、少しほころびはじめたところで、少々残念。
友人の宗章先生、理恵先生のご指導で、点心、薄茶、濃茶とすすむ。今回は、友人の恵理子さんのお嬢さん麻衣子ちゃんが薄茶のお点前デビュー。シックな振り袖姿の麻衣子ちゃんはイギリスから帰り、中学校で英語の講師をされている。流れのきれいなお点前に感心、うっとり。様々なお道具のご説明があったが、あまり覚えていなくて・・・鶴の飛んだ茶釜が実にユニークな形で、そればかり見てしまい、お軸の字は難解で・・・ごめんなさい。
お濃茶席は8畳の茶室で、切られた炉には吊釜が下がっている。吊釜というのは、3月だけに用いられるものとお聞きする。秀吉の時代のものとのことで、手桶のような手がついたもので花挿れにもお使いになるという、美しい姿。秀吉の時代というのは利休の時代か。受け継がれるものに感心する。
お軸は、「洗心長寿」彫刻家の北村声望さんの書とのこと。声望さんとともに一服のお茶をいただくということだ。伸びやかな書に呼応するような柳の枝とサクラカガミという花が瑞々しい。
お点前は6人の干支・寅年に因んだ方々によるもので、香合はお茶目な寅だった。
お湯がたぎり、時折炭がはぜる。静かな穏やかな時間。
「洗心長寿」、何事もこうであるといいのだが。(大塚恵美子)