小菅村散策 わさびの花と出会う

2010年4月20日 10時43分 | カテゴリー: 日々雑感

久々の上天気の先日、水系デザイン研究室の神谷博先生のご案内で、山梨県小菅村を訪ねた。小菅村は、奥多摩湖の奥に位置づく多摩川の源流域にあたる小さな美しい村。夏はキャンプ場や小菅川(多摩川上流)での川遊び、ハイキングなどで人気の奥庭だ。5月4日の源流祭りの準備で村のあちこちで村の人たちが立ち働いていた。
連休前の4月が、実は山菜、野草の一番おいしい時期、ということで、今回の小さな旅は源流域の散策というより「山菜料理を味わう旅」だったよう。
上の原、ゆずり原から入り峠を越えた小菅村は、桜が満開、濃い赤紫のレンゲツツジが色鮮やかだ。しかしながら前日も20センチくらいの積雪があったというほどに気温もやや低く、木々の新緑はまだお預けといった早春の気配。
小菅村は、源流研究所や源流元気再生プロジェクト、源流大学の設置(廃校になった小学校を活用)、NPO設立などで地域づくり、山村再生の取組みと情報発信を行ない、農業大学の学生との連携などを始め、豊かなフィールドを活かした協働の活動を展開中。村には源流振興課があり、村長は「全国源流の郷協議会」や「全国森林作業道研究会」に積極的に取組み、村を挙げて、流域と一体になった森、川づくりが進められているようだ。

ヤマメの全国初の養殖地、豊かな沢水で育てられるわさび田、急斜面のこんにゃく畑、ひのき、ぶな、さくら、けやき、こうやまき、すぎなど沢山の種類の樹木など魅力的な自然と共生している。
川の上流には、36メートルの高さの断崖絶壁から一筋の滝が流れ落ちる深山幽谷、滝の飛沫を浴び、水は清らかでつめたい。沢の淵に咲く白い可憐なわさびの花が美しい。
さてさて、源流の恩恵にあずかり、沢を歩き、深呼吸した後は村営の「小菅の湯」に入る。今回、この温泉も楽しみのひとつ。久しぶりの友人たちとちょっとはしゃぎ、肌がつるつる、になった気分。そして、民宿で山菜三昧の早めの夕食。わさびの花、ゆきのした、きのこ、のびるなどの天ぷら、ぴょんぴょん草、山独活、よもぎ、たけのこ、のらぼう、たまこんにゃく、イワナの刺身、ヤマメのみそ焼き…ああ、覚え切れない!そして、手打ちそばまで戴く、もちろんわさびをたっぷりおろして、旬の季節満載のなんと贅沢な料理。

一日中、神谷先生にはお世話になり、帰りの車中ではきもちよく居眠りなどしてしまう、スミマセン。
物産館で購入したものは、わさびの花、大きな平茸、漬物2種、そして樹齢98年のぶなの間伐材で作ったお皿、嬉しい。
忙しくて天ぷらもつくれなかったけれど、今晩こそは。ちょうど、朝、採り立ての筍も届いたし!
水の源の貴重さを考え、流れいく行方の活用を思う、いのちの洗濯って感じだったね、また、お誘いくださいね。(大塚恵美子)