9月議会報告あれやこれや

2010年10月5日 17時26分 | カテゴリー: 政治を変える

9月30日議会終了。真夜中に近く、もう少しで日付が変わるところだった。今議会で議会運営に関する条例改正があり、「挙手」による採決方法を「起立」に変更、10月1日から施行することになっていた。初の起立採決かと思われたが、かろうじて30日だったため、従来通り挙手によって最後の議案「第4次総合計画基本構想」が賛成多数により可決。

この基本構想、H23年から32年までの10年間の「ますます地方自治の役割が重要になってきた」とされる東村山の将来構想なのだが、何をどうやったものか手立てが見えなさ過ぎる。将来都市像が「人と人 人とみどりが響きあい 笑顔あふれる東村山」なんだかよくわからない。それじゃ、みどりの構想って十分なの?といえば菖蒲の「北山公園」界隈きり特化されたものは見当たらない。これだけをみれば、72人の市民会議ワークショップで始った初の試みも、どの程度、どの深さで反映されているのかさっぱりわからない。「みどり」と「笑顔」がちりばめられてもフレーズだけで実相が描けなくてははじまらない。議決の対象ではないものの、合わせて「前期基本計画」も質疑がされたが、指標という目標設定がされたけれどピント外れのものが多く、質疑の概ねはそこに触れられていた。そして、財政的な裏づけがどこにも見当たらないことは大きな課題だ。実施計画で毎年ローリングしていく、とのことだが、社会情勢や市の財政課題など鑑み修正することになれば、乖離はないかもしれないが、下手をすれば「下方修正」になりかねない。
10年後が描きにくい第4次構想だった。少なくとも、意見を聞くだけでなく、市民の参加で推進体制をつくれるといいのだが。財政フレームが示されなかったことと、市民参加が宙ぶらりんだったことで65点の感じ。

私は22年度の第1回の補正予算案の質疑を。会派ごとの時間制限を緩和したものの、補正予算は10分少々で質疑だから冷汗もの。薄井議員に手渡す時間は残り7分となってしまい、ごめんなさい!
9億円余の補正予算だが、国の緊急雇用対策による影響が大きい。8事業で雇用を創出したことになるが、半年で終わる雇用とはなんだろうか。財政が厳しいから短期で懸案事業に着手する機会として使うことに特化されている、どこでもそうなのだろうか。
今回、会派として最も時間を費やしたのが、東村山駅西口公益施設までのアプローチ、ペデストリアンデッキの上屋の実施設計、監理委託、工事費用についての質疑だ。公益施設がオープンし、屋根なしでの供用開始後1年が経ち、ようやく建築許可がおりたわけだが、なんだか実施設計の入札の様子が変わっている。デジャブのようだ、と会派で話し合う。第1回目は行政側のミスで不調となり、全事業者入れ替えで2回目の入札が行なわれたが、落札した事業者がその後辞退し、第2位が受注することになった。え?その企業はなんとH17年当時、ペデデッキの建築に際し、東京都と交渉し、不発に終わったコンサルタント会社のセントラルコンサルタント(株)だったのだ。建築確認が下りず、上屋をつけられないままの形で実施設計もした会社だ。当時の設計、交渉についての責任は問われないまま、今回、偶然の一致なのか、不思議な巡り合わせではないか。設計が365万円、そして265万円の監理委託先もセントラルコンサルタントが特命随意契約ということになるそうだ。また、上屋設置工事費用が4100万円、これもH17年当時の上屋なし本体工事価格が9166万円だから、かなりお値段の高い屋根だ、どんな立派な屋根なのか・・・算定根拠も答弁されたが、それが適正かどうか理解できない。
このあたり二重投資の意味合いも含め、わが会派は賛否の判断にかなり迷った。もちろん、安全面からも市民サービスの点からも上屋設置は早急に期待されるところだが、腑に落ちない。修正提案するまでの根拠も乏しく、最終的に補正予算は賛成とした。情報を自分たちで取って調べないと見えないことだらけ。対等な情報があるとは思いにくい場面が多々見受けられる。この辺り、もっと透明に!私も力を尽くしたい。(大塚恵美子)