一般廃棄物処理とリサイクルセンター構想は別次元の話ではない

2010年10月21日 23時23分 | カテゴリー: 環境

9月議会の環境建設委員会で確認したものの、全く報告がされなかった一般廃棄物処理基本計画の進捗状況だが、自力で情報収集をせよ、ということらしい。言われるまでもなく先日も第4回の減量審議会を傍聴。「第4次一般廃棄物処理基本計画」の骨子案について検討が行なわれていた。
発生抑制、排出抑制については新たな取組みは見当たらず、事業系ごみの排出責任が不明確、生ごみ資源化についてのトーンダウンにはがっかりした。なんといっても、骨子案が出るという終盤に差し掛かった時点であるのに、現在、議会で進行中の「リサイクルセンターに関する調査特別委員会」の議論については全く説明や報告がされないことに驚く。
廃棄物や資源物を取り巻く動向や処理の考え方や具体的な施策は、一般廃棄物処理基本計画とリサイクルセンター構想の共通の基盤がなければならず、そのふたつは「いれこ」のようになっていなければならないはず。特別委員会では、「悪臭、騒音、労働環境」の対策を最優先課題とする共通認識が既にされ、最小限必要な機能について品目別の洗い出しの議論が始まったところだ。多摩26市においては既に「びん・缶」の集団資源回収や店頭回収の徹底で税金を使った行政回収を少なくし、処理自体を分散化している事例が増えている。行政回収をゼロとすることは現実的ではないとしても、「びん・缶」そのものの絶対量が減少していることとあいまって、処理量の計画値よりかなり減らせるはずだ。また、増加するペットボトルについても、店頭回収に加え、事業者に回収・中間処理を委託する自治体もあり、事業者を交えた意見交換で将来像を描くことも必要、との議論がされてきた。
しかし、減量審議会の「一般廃計画」骨子案では、全くその議論や他市の事例に学ぶことがなく、新たなアイデアや明確な目標値に程遠いものとなっている。重点施策に集団資源回収の推進や店頭回収の拡大があげられているが、従来の品目きり想定されていない状況と見受ける。審議会と特別委員会に共通の委員はおらず、並行して検討されているリアルタイムの事情を知りえているのは、資源循環部のみ。リンクの仕方、共有をどのように行なっていくのか。別次元でいい訳ではない。以前、指摘した通りとなりそうで、かなり不安を抱く。橋をどのようにかけるのか。同じ所管内なのだからぜひ努力をしてほしい。
本来は一般廃などの行政計画・基本計画に議会が積極的に関ることができる「議決事件」とすることが必要ではないか、責任は重大であるが、それが議会の役割と思う。

18日には「リサイクルセンターに関する調査特別委員会」を傍聴した。今回、傍聴者が多く熱心に聞き入るが、私の隣の議員の野次がうるさいったらなかった。1名以外のいずれの委員も議論の積み上げの中から、当初25億円とされたリサイクルセンターについては、規模ありきではなく、「悪臭、騒音、労働環境」の対策が最も必要であり、入れ込む機能を最小限に抑え、コスト削減を図るべき、との共通認識を中心に検討が進んできた。従来から扱ってきたびん・缶・ペットボトルなど資源物の減量、分散処理のあり方を品目別に検討しているところなのだが、「25億円のハコモノを建てたいんだろう!」「25億円の積算根拠をいってみろ!」と思考停止している野次である。私にまで八つ当たりだかとばっちりが飛んできて(私も応じてしまうからだが)、「おまえは市長にだまされている!市長派だな」とか「やっぱり建てることに賛成なんだな!」など大騒ぎ。「あなた方の対案や提案が聞きたいわ」と応じるが「あるさ」といいながら同じ会派の議員からの提案や建設的な披露は今回もされない。場外乱闘ではないが、恫喝、威嚇行為(敵あるいは味方に?)というかパフォーマンスが過ぎる。ようやく共通項をもち具体の検討が進んできたし、事業者からの意見聴取を予定し、議員間の議論が行なわれるところまで来たが、おそらく議会が機能すること、議員間の討議となることが肯定できない、いやなのではないか、と感じた。自分たちだけが違う、ということを際立たせたいのか、残念ながら非建設的である。こんなこと書くと、徹底的に誹謗中傷されちゃうのだろうな。とんでもない有名人になってしまうかも、でも思ったことは忘れないうちに書いておこうっと。(大塚恵美子)