西武鉄道新宿線連続立体交差化計画

2010年12月1日 03時27分 | カテゴリー: まちづくり

2日間に亘り開催された「西武鉄道新宿線、国分寺線及び西武園線連続立体交差化計画と、関連する道路計画について」の説明会。私は30日夜の中央公民館で開かれた会に行ってきた。影響の出る範囲に周知のちらしを配ったと聞くが満席状態。

東村山駅付近の渋滞解消、安全性の向上のため、5ヵ所の踏切を除却、西武新宿線、国分寺線、西武園線の約4.5㎞の区間を高架化、連続立体交差化する大工事計画の公式な発表会だ。確かに踏切付近のたびたびの渋滞にはうんざりすることも。周辺の住民の方の期待も大きいようだが、とてつもなく大きな事業で、説明を受けても今ひとつイメージが描けない。西武池袋線や中央線、小田急線を思い浮かべると、延々と長い時間の工事が必要なのだろうな、とは思うが。

H16年に踏切対策基本方針が立てられ、1200ヵ所のうち、20ヵ所が高架立体化の対象となり、H21年に新規着工準備箇所として東村山駅付近が対象となり、この11月に正式に決定、計画がまとまり、東京都、西武鉄道、東村山市三者によるお披露目という経過だ。
環境影響評価を実施、H24年には都市計画決定をし、H[25年には都市計画事業認可、つまり工事着手となる段取りだ。事業期間は12年、立体交差化だけでも今から15年はかかることになる。交差する2本の都市計画道路の整備が並行してH27年から着手の見通し。

立体化の事業費は610億円、西武鉄道が10%、残り90%のうち50%が国、残りを都と市が7:3の負担割合(負担金83億円)と聞く。立体交差化事業を中核とした東村山市の「東村山駅周辺まちづくり基本構想」の計画事業費は約20億円、交付金が見込める予定らしい。長い工事期間と多額の事業費がかかる訳だ。財政が硬直している現状において、どう判断していいものやら。

参加者の方々からたくさんの質問がとぶ。久米川駅付近が対象とならない理由、用地補償への道筋、駅構内の高架化・構造、都市計画道路の進捗、高架下の土地利用、騒音対策などなど。

説明会終了後、市役所の裏手にお家のある友人と出会う、「家、鉄道の附属街路に入ってしまうの、つぶれちゃうのよ」と。しばし絶句。生活が一変してしまうケースがいくつもいくつもあるのだ。公共の利益、安全のためという名目において。どのように考えたらいいのか、悩む。(大塚恵美子)