目から鱗の「中村ガラス」のリサイクルの工程

2010年12月8日 09時18分 | カテゴリー: 環境

7日、同僚の佐藤議員、鈴木議員、リサイクルなど自治の活動に取組むF氏に便乗して、足立区、さいたま市岩槻区にある「中村ガラス株式会社」の見学に伺った。

昭和22年創業の「中村ガラス」さんは国内で同レベルのガラスリサイクル処理を行なう27事業者のひとつであり、東村山市のビンの処理など、つきあいも長く、50自治体からの事業を受け持つ。
最初に、足立区本木にある約75坪ほどの選別工場に伺う。9時半には、足立区からのビン・缶の収集車が到着、即、作業が始った。台カンで計量を済ませた車からコンテナに入ったビン類がコンベアに載せられ、中2階へ。そこでは2人の作業員さんが色別(茶、緑、透明、その他)に区分けし、すぐ下に落下させる。この段階ではほとんどビンは割れていない状態だ。ビンの仕分けが終わるとビンラインを停止し、同じ作業員さんも加わり、計量の終えた缶の選別とインゴット化を行なう。防音材で囲んだ天井高7mの実にコンパクトな建屋に実質3人の作業員さんで仕事を行う。足立区民30万人分のビンの搬入は一日15台、ビンは日量7t、缶2tを処理する。実にシンプル、合理的な工程だということに驚く。騒音は60デシベルとのこと。

その後、さいたま市岩槻のカレット化の工場に伺う。近くにストックヤードもあり、色分別されたばかりのビンのストックのほか、細かくカレット化されたガラス粒が再商品化利用事業者(ガラスメーカー、ガラス繊維メーカー)への搬入を待つ。
そして、カレット化工場へ。高速道路が横を走るピンクのタイルの工場は、以前パチンコ屋さんだったとか!実に上手に使っている。日量150tを処理する色別ライン、機械によるカレット化、キャップ、プラ、アルミ、セラミック、紙などの徹底した除去などのラインがびっしりと走り、熟練した作業員さんの手によるチェックが丁寧に入る。
この後、中村ガラスさんからガラスメーカーに行き、60%がグラスウールやビンに再生されるという。

実直で丁寧な作業に驚き、感動した。なにより、自治体の収集のあり方、色による選別、無理やりカレット化する必要がないことなどを確認できたことは大きな実感。特に「カレット化」については思い込みの世界であったことに気づく。これは専門事業者の役割なのだ、中途半端に砕かれると路盤材にきりならないことも指摘された。
さあ、これからの公が行なうリサイクルのあり方、どこまでを市民が自治体が行なうかの精査を「リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会」で検討して戴かなければ。
百聞は一見に如かず、ぜひ、特別委員会での視察をお願いします。(大塚恵美子)