「手をつなぐ親の会・成人式」と障害のある人の就労

2011年1月17日 08時27分 | カテゴリー: 自分らしく生きる

珍しく風邪でダウン、あらゆることを断り、2日間寝込んでしまう。毎年、この時期に開かれる「手をつなぐ親の会」主催の成人・還暦・永年勤続のお祝いの会には、どうしても伺いたく、どうにか快復でき、参列することができた、よかった。

16日、中央公民館ホールの壇上に並ばれたみなさんの中で、成人された方は8人。小さい頃からのかわいい写真が映し出され、今の作業所でのエピソードやお人柄などがアナウンスされる。理解と愛情をもって育ててこられた親御さんからもお祝いのひと言がある。すてきな振袖などの晴れ着を着た新成人の方々の顔がはにかんだり緊張されたりで、ほほえましく、この先の幸をつくっていくのは社会の役割だな、と思う。
還暦や勤続のお祝いのメッセージの中から、「社会福祉法人・山鳩会」のあきつの園やなごみの里以外の就労先として東京コロニーやバーミヤンなど就労先が広がっていることを知り、一般企業に30年勤められた方の紹介もあった。
多くのご苦労があっても、いつも前向きで明るい。親の会の活動によって孤立せず、手をつなぎあってきた歴史がある。本当におめでとうございます。

知的障害をもつ人の就労先は限定されがちだ。同じように精神障害のある方についても。昨年6月議会で、「障害者の就労支援について」一般質問した時に、わかったことだが、東村山市役所では法定雇用率を超える2.33%の雇用状況があるが対象はすべて身体に障害のある方だ。
2009年11月に「障害者就労支援室」が開設され、東京コロニーのコーディネーター2人が従事されている。質問当時で開設約半年にして、面談や一般就労・定着支援など実績は461件、登録44名、就労8名、という善戦。時折、お邪魔させてもらうが、余裕がなく手一杯なのがよくわかる。
私がワーカーズ・コレクティブとして参加する「よろず針仕事・スーユンタン」にも、高次脳機能障害の女性K子さんを紹介され、店に通ってもらい、リメイクする着物のほどきをやってもらった。私とも年齢の近いユーモアのある彼女とはすっかり仲よくなり、通うのが楽しい、と言ってもらえた。みるみる自信をつけ、いまや東京コロニーにバスを乗り継いで毎日通勤されるようになった。本当に意欲がはっきり出てきたのだ。社会へ街へ出る小さなきっかけのひとつにスーユンタンも貢献できたのでは、と嬉しい。
就労支援室がよい橋渡しをするにも、2人では心もとない。トレーニング機能がない、職場開拓、マッチング、定着支援などは充分なフォローが必要であり、増員体制が必要と提言した。増員は難しいが何らかの対策を考えたい、との答弁だった。
質問後、ひと月も立たないうちに、なんとローテーションで3人の方を配置され、事務作業など役割分担をされている。これには驚き、とても嬉しかった。これで2人のコーディネーターはもっとばりばりと、丁寧によいコーディネートをお願い、と更に期待してしまう。
まだまだ試行錯誤も多いとは思う、でも一緒に携える手が多いことが、なによりいいのだ。(大塚恵美子)