3つの請願は継続審査へ 環境建設委員会の報告

2011年2月9日 10時15分 | カテゴリー: まちづくり

8日の環境建設委員会は、「久米川駅にエレベーター・エスカレーターの早期設置を求める請願」、「久米川駅構内にエレベーター・エスカレータの早期設置を求める請願」と「市内ミニバス・ネットワークを一日も早く実現することを求める請願」を審査したが、いずれも継続審査となった。

久米川駅にエレベーター・エスカレーター設置を、といった主旨の2つの請願はほぼ同じ内容のもの。久米川駅の課題については、従来からエレベーター等の早期設置を求める市民の声は大きく、幾度となく各会派により議会の一般質問などで取上げられたものだ。前回の委員会で、同じ時期(しかも改選前)に同じ内容の請願が2つ出される前に、一本化するなどの努力もないことに疑問を呈したが、委員の間では異論もなく、今回の審査に継続となった。
所管に求めていた国の動向についての調査では、国土交通省から1月24日に示された「バリアフリー新法」におけるバリアフリー化の設置対象駅設置基準の新たな基本方針案の説明があった。
補助金対象の基準はかなり緩和され、整備目標年度はH32までとされた。対象乗降客数が5000人から3000人に、改札とホームまでの高低差5mについては未表記、ホームドアの積極的設置、エレベーターまたはスロープが対象となりエスカレーターは対象外に。
久米川駅の乗降客数は一日33000人を超すが、ネックだった「高低差5m」が解消されたことになる。久米川駅以外では乗降客が3500人前後の西武園、西武遊園地駅も補助金対象となるなど一気にハードルが低くなった。
あとは市の姿勢だが、予算化の年度については現時点で明確にできないが、第4次総合計画第1次実施計画(H23〜25)に位置づけたとの踏み込んだ説明があった。そして、事業者である西武鉄道だが、必要は認識しており、早期事業化については前向きに進めていきたいとのこと。
久米川駅エレベーター設置が一気に現実的になってきた。設置費用については、総額3億5000万円のうち、国、事業者、市のそれぞれの負担1/3ルールに基づくと市の負担額1億1600万円のうち都の補助額3500万円を差し引くと8100万円となることを再確認した。

そして、もうひとつの請願「ミニバス・ネットワーク」については、交通不便地域の筆頭である美住町に暮らす私自身も多いに賛成したい内容を含む。しかし、その前に、昨年8月から5回開催され、1月に報告書案が出された「東村山市公共交通を考える会」での調査や議論、報告書案の中で道路運送法に位置づけられた「地域公共交通会議」の設置を求めるまとめ、を尊重する必要があると思う。
また、公共交通についてはH21年3月に私も紹介議員となった「美住町にもコミュニティバスを一日も早く走らせることを求める請願」審査で、残念ながら不採択となった議論、反対討論(自民、公明、草の根)など議事録を読み返すと、今回の紹介議員同士の意見が全く異なることが見受けられ、特に今回の請願では紹介議員となり積極的に話を進めてきた「草の根」が、当時は「巨額の税金を投入し、コミュニティバスを運行するのには断固反対」と不採択とした時点からの意見の変遷、いや全く別物なのかを伺いたい。またネットワーク化にあたり「行政の努力」として何を求められているのかを確かめたいし、ミニバス・ネットワークとは民間任せなのか、既存路線に加え、需要に応じて運行するデマンド交通や小平市のコミュニティタクシー(実験中)に見るような新たな公共交通のコンセプトも含まれる構想なのか、請願代表者、紹介議員の意見をお聞きし、丁寧な議論をしていきたいと思う。
ということで、次回3月議会中の委員会で請願代表者ならびに紹介議員の意見を伺うことを決めた。そして議員間討議を進めることになる。

議員となったばかりのH19年の9月議会で、コミバス購入についての質疑で、私の13問の質疑のうち、町田市の「玉ちゃんバス」の運行が市民参加で検討された事例をあげて、市民参加の手法、市民参加の検討会の設置を提案したことを思い出す。議事録を再読してまちづくりに対する姿勢が変わっていないことを確信。(大塚恵美子)