議会改革は最優先の引継ぎ事項

2011年2月14日 02時26分 | カテゴリー: 政治を変える

13日、市議会主催の講演会「市民に開かれた議会へ 議会改革で自治体は変わる!?」は、準備した150枚の資料がなくなるほどの盛況。廣瀬先生、参加のみなさま、準備の議運メンバーありがとうございました。
今日の講師・廣瀬克哉先生と一緒の「自治体議会改革フォーラム」に毎回参加しても、ずーっと肩身が狭かった。うちの市議会で改革なんてできるのか、議会基本条例なんてどうやったら議論できるの・・・落ち込んで暗かった数年。
しかし、ここまで議会は会派の思惑を超えて団体意思をもちえた。ようやく市民とともにスタートラインにつけた、もう後戻りはできない。
おりしも、朝日新聞は12日から「2011地方選 議会はいらない?」の特集を始めた。
不毛な気持ちでいたこの数年とは違って、廣瀬先生の話は実に腑に落ちて、今までの試行錯誤のプロセスを紡いできてよかった、と確信するに至った。
鈴木副議長の閉会の挨拶の言葉「議会改革は最優先の引継ぎ事項」。その通りなのだ、今までの議論のプロセスが有効に引継がれなくては困る。議会が変わる、市民が変わる、まちが変わる、4月24日の市議会改選後も、この歩みは前にすすめなければならない。

廣瀬先生のお話で印象的だったこといくつか。
議会のない民主主義の政治制度は存在しない、議会がなければ住民自治にならない、ということ。しかしながら、政策形成する議員力が育たず公開の場での議論が見えないことが問題。
2006年に初の議会基本条例をつくった北海道・栗山町議会の条例前文=ミッションとして「論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である」と宣言されている。つまりやってこなかった、ともいえる。
気づいたところから、いまや163の議会で議会基本条例を制定、市では10%になり、100以上の議会が検討中にある。

政治に対する主導権は行政にある。議案についてもひとりの議員ではカバーできない、カバーしていくサポートが充分でなく、調査、報告などの専門的知見の活用ができない状況にある。そして、なおかつ市民参加を求めない、傍聴者の意見を聞かない議会の「三重苦」。
市民からすれば存在意義が見えなさすぎ。議会って市民の参政権を実現する機関であること、そしてこのまちの議会はこういう議会です、という宣言が必要、これこそが議会基本条例の意味、と先生。

議会改革に不可欠な要素として、議会報告会がある。このことは議決内容、議決に至る過程についての説明責任を議会が果たすこと、論点を明らかにし議論が尽くせたか、が問われる。議論があれば報告できる、説明できる。

先駆的な議会改革を進めてきた会津若松市議会の政策形成サイクル、住民との意見交換会、広報広聴委員会での政策課題の抽出、議員間討議で課題を検討する政策討論会といったキャッチボールの中で政策を練り上げていく。政策の隙間にありがちな当事者にとって重要なものを現場主義で政策立案に結びつける。本来の議会改革はここら辺にキモがあるのだろう。

そして、何がすごいって栗山町の住民はすごい。議会報告会で一般の住民の方が言った言葉。「二元代表制というふたつの選挙でそれぞれ選んだ町長と議会は役割が違う、違えば目の付け所が違う、そこを総合的に判断できるから住民は幸せ」と。
役割を磨き、がっつり三者が組んだまちは幸せ、ということ。

そうありたい、そういう議会改革を私はすすめたい、すすめていく・宣言。(大塚恵美子)