念願の学校図書館専任の司書配置へ!

2011年2月15日 05時44分 | カテゴリー: 本の楽しみ・図書館・学校図書館

10日に発表となった「東村山市第4次総合計画 実施計画」速報版に目を通して「あっ!」と思わず声がもれた。
「施策大綱2−1・生きる力を育む学校教育を充実する」の施策の中に「学校図書館専任司書の配置」があったのだ。本当?わが目を疑い、少々脱力。年度別計画23年度に配置、24年度推進、25年度継続とある。

ああ夢ではないんだ・・・地域の文庫活動、学校図書館ボランティアの活動を進める仲間たちの実践の力、毎年恒例となった市長と文庫サークル連絡会との懇談会などの活動が実を結んだことにほかならない。

図書館の充実、そして学校図書館への専任司書配置は、市立図書館協議会の会長をつとめさせてもらい、「第1次子ども読書活動推進計画」策定協議会の副会長として携わらせてもらった私のライフワークのひとつでもある。
山形県鶴岡市の朝暘小学校の学校図書館の取組みを視察し、H19年6月、H21年3月、そして昨年12月の一般質問「あるべき学校図書館づくりに向けて」で専任司書の配置をまことに執念深く!?提案してきた。
「読書センター」と「学習・情報センター」としての機能をあわせもち、子どもの育ち、学校教育の核として必ず影響を発揮できる可能性をもつ学校図書館には専任の人の配置が不可欠であり、粘り強くやるしかないと思っていた。市長、教育長には必要と認識されても財政難を楯にとられ、実現まであと4年、もしかしたら8年はかかるかもしれない、と思っていた。
よかった、あきらめないで、よかった。

事業の内容が気になるところ。プレス発表によれば、23年度一般会計予算484億円(過去最高額予算)のうち、教育費は前年比伸率21.8%となり、新規事業が目立つ。反動で圧縮された事業はないだろうか。初年度の司書配置は、国からの緊急雇用創出事業を活用してスタートする。まさか時限的事業では、と思いきや、大丈夫、継続事業に位置づけてある、ほっとした、心配で心配で(汗)。
23年度はスタートにあたり、司書の募集、研修、学校の受入れ準備、おそらく2学期あたりからの配置か。

小学校8人、中学校4人の司書がひとり2校を掛け持ちし、全小中学校の図書館で、ひとつの案では一日4時間、週5日勤務の臨時職員としての雇用だそうだ。西東京市の配置に近い。23年度予算は817万円、24年度、25年度は満額の1041万円との計上だ。
2校掛け持ちの巡回、予算額ともに充分なスタートとはいえないかもしれない。22年度の緊急雇用対策で実施した学校図書館整備事業が終了した後で、学校図書館が初期化しないための手を継続してうったのだ。布石と英断。
all or nothingではなく実質の全校配置を位置づけたことを評価したい。スタートさせ、充実、拡充していくのは次期実施計画に期待することとして。

課題としては学校の受入れ体制に温度差がありそうだが、まずはスタートさせる姿勢を評価したい。多くの人の念願が叶い、子ども読書活動推進計画に沿った市立図書館を核とした東村山ならではの成長を期待したい。子どもたちのための政策が形を成す、ああ嬉しい。(大塚恵美子)