防災対策、復興支援に女性の視点を

2011年4月13日 04時15分 | カテゴリー: 女性・生き方

4月10日の都知事選挙、石原慎太郎圧勝の4選、260万票ショック。なんたること。260万人って誰なんだろう。TVでみる石原親子の強気の発言。原発推進もオリンピックも、260万人が認めたわけではない。
弱い立場の人への思いがない政治、強さを見せつけるだけの政治はいやです。

東日本大震災からひと月。春雷とともに強い余震に見舞われる。被災地、避難所での不自由な生活の終わりが見えない。どんなに苦しいことか。ましてや弱い立場の人たち、子どもたちや障害のある方、高齢者、体の弱い方、そして女性たちへの配慮は充分だろうか。

生活者ネットワークは、2011年統一地方選の基本政策に次の政策を掲げている。
■災害時の避難所運営や復興支援を、ジェンダーの視点ですすめる
・計画、マニュアル策定における女性の参画をすすめる
・避難所運営、地域復興活動に女性の視点を活かす

生活者ネットワークはこれまでも、実際に震災を体験した「ウィメンズネット・こうべ」代表の正井礼子さんや、新潟女性財団法人理事長の大島美穂子さんを招いての学習会を開催し、災害時要援護者・情報弱者に対する対応が整っていないことや、対策には女性の視点が不可欠であることを共有してきた。
2006年11月、阪神淡路大震災10周年記念事業として開催された防災フォーラムをきっかけにつくられた「『災害と女性』情報ネットワーク」には具体的な対策が明示されている。
女性の視点を積極的に取り入れた施策として大分県が作成した「女性の視点からの防災対策のススメ」を女性グループが避難所で配布していると聞く。

生理用品の配布方法や授乳や着替えの場所や間仕切りの確保、夜泣きなど小さな子どもへの対応など工夫が求められる。女性の視点・ニーズを活かした提案を地域防災計画づくりに活かす必要があり、そのためには防災・災害復興の分野への女性の参画推進が不可欠。
私は、H20年8月に備蓄倉庫を点検し、防災計画への女性の視点について、9月に代表質問を行なってきた。以下が質問の概要と答弁。

Q 以前より地域防災計画への女性の視点が重要と内閣府が指摘しています。防災会議委員26人のうち、女性の登用は、副議長だけとなっていますが、女性委員の拡充や、開催状況についての考えを伺います。
A 防災会議への女性の登用と、避難所運営マニュアルに関してでありますが、防災会議は、地域防災計画の策定・見直しや、災害時の対応等が中心のため、通常の年は、年1回程度の開催で、総合震災訓練や夜間震災訓練の報告、各関係機関との情報交換を行っております。現在、女性委員は、1名と、圧倒的に男性が多いという現状でありますので、今後は、御指摘の点を踏まえて検討してまいりたいと考えております。

Q 女性の視点から準備体制を整備することが重要であり、阪神・淡路大震災のときに明らかになったレイプや虐待など、女性への権利侵害を防ぎ、着がえや授乳などのプライバシーの確保など、女性に配慮した避難所運営マニュアルの策定はどのように進んでいるのか、伺います。
A 女性に配慮した避難所運営マニュアルの策定につきましては、現在、未整備でございますが、近年の相次ぐ地震の教訓を踏まえ、避難所におけるプライバシーの確保は重要な点でありますので、21年度に検討を予定しております地域防災計画の見直しの中で反映するように努めてまいりたいと考えております。

現在、この答弁が実現し、女性の参画で地域防災計画の見直しが進行している。いいじゃない!(大塚恵美子)