6月議会一般質問その1 災害政策と危機管理態勢について

2011年6月1日 01時24分 | カテゴリー: 政治を変える

6月6日の大塚恵美子の一般質問通告から

3月11日に起きた東日本大震災は原発震災を引き起こし、収束や復興の見通しがたたないまま3ヵ月近くの時が経つ。大きな痛みと教訓を抱いて、災害につよいまちづくり、減災のまちづくりに向け、取組みを進めなければならない。防災行政無線のデジタル化や市役所など公共施設の耐震化に向けた調査も視野に入ってきたが、更なる態勢づくりが求められている。

①H17年に修正された「地域防災計画」の基本方針に「これまでの震災の教訓、最新の知見、技術等を生かし、的確に対応できる計画とする」とある。東日本大震災によって従前の計画の不備や課題が明らかになったことと思う。先日、「地域防災計画策定委員会」を傍聴したが、危機管理や初動態勢等の検証に取組み、現在、進行している「地域防災計画」の見直しに、反映させていくべきと思うが、市長の見解を伺う。

②H20年9月の代表質問で、「地域防災計画」への女性の視点を活かした取組みを提案してきた。具体的には防災会議への女性の登用・参画と、阪神・淡路大震災の時に明らかになったレイプや虐待など、女性への権利侵害を防ぎ、着替えや授乳などのプライバシーの確保など女性に配慮した「避難所運営マニュアル」の策定について質問したが、その後、どのように進捗してきたのか。

③国立市ではH20年に「避難所運営ガイドライン」を設置し、各小中学校ごとの避難所に「避難所運営マニュアル」の整備をうたっている。22年度までに4ヵ所の小学校避難所に、市民主体の検討委員会が策定した避難所ごとの「運営マニュアル」がつくられ、災害時要配慮者や女性の視点が具体的に活かされている。コミュニティを機能させる観点からも学ぶべき取組みであると思うが、どのように受け止めているか。

④また、国立市では「避難所運営マニュアル」の検証活動として避難所ごとの防災訓練が行なわれている。訓練というのは判断できる訓練、実際に機能するための訓練でなければならず、総合防災訓練のような「展示訓練」を見直し、訓練のあり方を替える時にあると思うが、どのように考えるか。

⑤計画策定や見直しなど、防災会議に主体者であるべき市民の参画なくして、自助、共助を求められることに課題があるのでは。従前の計画にあるような自治会や自主防災組織は組織率も低く、3.11震災時の安否確認や伝達などの活動実態でも差が大きいことから限界や形骸化も見受けられる。どのように推進していくのか。

⑥一方では、市内でも災害時支援ボランティアや「地域安全サミット」など自主的な防災活動がされている。市民との協働の上でも人的資源を活かした市民によるコーディネート機能、コーディネーターの育成が必要であり、こういった防災活動への支援や活用が有効だと思うが、どのように考えているか、市長に伺う。

⑦緊急時、災害時の学校の危機管理についてだが、午後2時46分という時間帯に起きた今回の震災では小中学生の安全確保、下校や引渡し、部活動の判断などはどのようにされてきたのか。指針などはあるのか。今回の震災で明らかになった課題はなにか。

⑧学校と児童クラブなど所管を超えた連携や協議はどのようにされてきたのか。

⑨緊急時、災害時の保護者への連絡についてはどのようにされているのか、学校ごとの実態と課題は何か。

⑩従来の電話連絡網では機能せず、メーリングリスト化、HPやツイッターでの発信など重層的に工夫すべきと思うが、どうあったらよいと考えるか。

⑪子どもにとって今回の原発震災による放射能汚染、内部被曝は大きなリスクであり深刻である。政府が示す情報やデータ、基準値が信頼できないことが不安を増大させている。事実を知りたいと願う親の気持ちは充分わかる。給食などの食材の安全確保のために、小金井市では、20年前から市民との協働で「放射能測定器運営連絡協議会」をつくり、市民から申込みのあった食品の放射能測定を行ない、データを公表している。東村山では給食として使われる食材や牛乳などの安全確保についてどのような対策をしていくべきか、見解を伺う。

⑫放射能による校庭や公園の土壌汚染、大気中の放射線量についても、早急な対策をとるべきだ。新宿百人町にある東京都健康安全研究センターでは毎日、空間放射線量を測定し、公表しているが、都内でも葛飾区のように放射線の測定・公表の準備を進めている自治体が出てきた。子どもの健康や命の安全確保、危機管理のために、東村山市でも一刻も早く測定を進めなければならないと思うが、市長の見解を伺う。

⑬小学校の移動教室で日光方面に出かけることについて、保護者から説明を求められた。福島県いわき市に匹敵する放射線量が出ていた時期もあり、食事の内容も含め、不安に思う保護者があることを理解するものだが、旅行先の変更などを検討した経過はあるのか、また説明会などで疑問に応えることはあったか、どのように不安に応えているのか。