豊田直巳さんも参加「子どもの未来を考える」ゆるやかネットワーク第1回報告

2011年6月8日 10時03分 | カテゴリー: 子ども・教育

3.11原発震災以降、とりわけ改選後、訪ねてきてくださったり、メールやツイッターで、子どもの被曝を不安に思うお母さんたちとやりとりをする中で、孤立しないで、つながっていこうよ、思っていることを話し合ったり、情報を伝え合ったり、一緒にできることをみつけながらいこうよ、との思いを紡ぎ合える会を6月5日(日)立ち上げた。

どうしたらいいか逡巡しながら1週間ちょっと前くらいに、「やっぱりやろう!始めよう」と急遽企画し、数人に声かけした集いだったけれど、24人もの参加者があり、自己紹介、活動の紹介、白熱!?の意見交換などをした。とりあえず、発起人は私でも、顔合わせしてスタートした後、あちこちのグループと共有できることを若い人たちが進めていってくれることを大事にしながら。
国も都も「安全」だといって抑えつけようとするけれど、本当のことを公開し、できうる限り、放射線感受性の高い子どもたちへのリスクを減らすために、地域で自治体でできることがあるはず、との思いを抱いてのスタート。
原発の制御、漏れつづける放射性物質に対する不安の抜本的な解決には至らないだろうが、子どもの日常の環境汚染、内部被曝に対し、どう判断をし、どう暮らしていったらいいのか出口の見えない悩みの中で、孤立せずつながりあうことの必要をそれぞれが口にされた。

既に、6月1日から市は、空間放射線量を測定し始めたところで、次なる課題は給食などの食品の放射能測定が望まれることから、ゲストに小金井市の「放射能測定器運営連絡協議会」のメンバー中嶋直子さんをお招きし話を伺った。
21年前に市民の請願が実り、当時400万円の測定器を購入し、市民が主体となった測定チームが育成され、市民の持ち込んだ食材(200cc)を1検体6時間かけ測定し、小金井市が公表し今に至る。2年前にも北欧産のブルーベリーなどの加工品から100ベクレルを超えるセシウムが検出されるなど、25年経ったチェルノブイリ原発事故の影響が残っていることを確認されたという。現在、測定を行なうメンバーは8人、3.11以降、測定日を増やして対応しているが、市民要望に追いつかず、また毎年給食用食材30品目を測定してきたが、それでは不十分、など課題があるとのこと。
自然放射線の影響もあることから、一般人の年間許容限度は1ミリシーベルトとされるが、(だから文部科学省の出した福島の子どもの基準値20ミリシーベルトの科学的根拠のなさに愕然とする)現状の数値を知り、自分で学び、自分の判断をしよう、と中嶋さんはおっしゃる。自らが許容値を決めなければならない現実がある。

市内在住のフォトジャーナリスト豊田直巳さんも、編集者でパートナーの豊田直香さんとご一緒に急なご案内にも関らず、参加してくださる、すっごく嬉しい、感謝! 福島原発周辺、震災被災地への取材を重ね、目に見えないとされる放射能の実相、実害を現地で直視されてきた。立ち入りが制限され、捨てられた日常の暮らし、村や町の姿はある意味で放射能の「目に見える」実態、と伝えてくれた。津波の記憶を刻んだ石碑の立つ町は津波に呑みこまれた・・・負の歴史を残していくことの難しさ、私たちは次の世代に何を伝えていくのか、と話された。

自分の暮らすまちで子どもの命と安全を守りたい、と思いを話す方、保育園や学校に思いが伝わらないとの悩みをもつ方、真実を学びたいと思う方、山梨で47台の測定器の取組み活動を報告された方、市内で子育て支援を行なっているNPOのメンバー、生活クラブ生協の若い委員さんたち、空間放射線量を測定し始めたグループのメンバー、個人でβ線を測定できる機種を持参され、子どもの命を守りたい、と話される方・・・今回を共有し、これから何ができるか。延長線には何を見出すか。ゆるやかで、でこぼこですが、叡知と工夫を惜しみなく持ち合おう。

次回は、6月18日(土)10時〜12時、場所は未定(予定していた美住リサイクルショップは登録できなかったのでゴメンナサイ)、参加者には決まり次第メーリングリストで連絡します。「6.11脱原発100万人パレード」などの報告や情報を持ち寄ろうね。
鎌仲ひとみ監督のトークを交えた「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画上映会の企画も進めます。
ご参加おまちしています。(大塚恵美子)