「玄海原発運転再開を許すな」院内集会に

2011年7月9日 08時12分 | カテゴリー: 政治を変える

7日、「みんなで決めよう『原発』国民投票」の国会要請に参加した後で、同じ参議院会館で開かれた集会に参入。原子力資料情報室の澤井正子さんともお会いできて、ハグならぬ久々の握手。

はじめに石橋克彦さん(神戸大名誉教授・地震学)の講義があった。福島第一原発の基準値震動を超えた地震動、その後の全電源喪失からみても、原因は津波ではなく地震によるものと判断でき、そのことからも玄海原発の基準値震動も同様に不十分であり、耐震指針の抜本的改訂とバックチェックのやり直しを説得力をもって語られた。まもなく稼動36年を迎える玄海1号機は原子炉の温度が98℃と極めて高く、中性子照射脆化が激しく、即刻停止にしなければならないとのお話し。

後半は、原子力安全委員会、保安院の職員を招いての質疑応答に移り、徐々に怒り炸裂の会となっていった。
G8サミット前に浜岡原発の停止があり、これで脱原発へ途が開けたかと思いきや、福島原発震災の収束の目途が全くたたない最中の6月18日の「原発安全宣言」には呆気にとられた。29日には海江田経産相が佐賀を訪ね、「緊急安全対策」が済んだので停止中の原発の再開をとの要請に応えた地元玄海町長と佐賀県知事、これで原発生き残りの突破口となってしまう、と危機感をよんだが、九州電力による「やらせメール」の発覚と、菅総理による唐突なストレステストの導入指示で、原発立地の首長も九州電力も再開を事実上断念。そして、関西電力の大飯原発や北海道電力の泊原発が停止中のはずなのに、実は調整運転で発電してる!というニュースが駈巡った時期に、開かれた集会は、あまりの杜撰さ、嘘の塗り重ねに市民の怒りが炸裂したのは当然だ。

福島原発の「耐震設計審査指針」にあやまちがあったことを安全委員会も保安院も認めざるを得なかったものの、「緊急対策」と「ストレステスト(総合評価)」を巡って、両者の認識の違いが明らかとなり、ストレステストが終了する前には稼動の判断は有り得ないのでは、との市民の意見に「たらいまわし」としか考えられない応答がつづく会見は、今の混乱を見事に現していた。混乱振りは明らかで、原発を動かしたい、その強い一念だけかと思うとやりきれない。誰も安全を確保してくれない、と思う。

強制節電令がまかり通り、脅迫まがいの電力会社と政府、本当にいいかげんにしろ!と品のいい私!!ですら、声に出してしまうよ。

怒りの集会の後、首相官邸前で抗議行動があるとのことだったが、千鶴子と一緒に8月27日の小出裕章さんのセミナーの打ち合わせをするため、赤坂まで下り、しばしのお茶と情報交換のあと、もうひとつの用事で国会前まで戻ると、抗議行動の最中で、一緒に混じって、七夕の夕闇にシュプレヒコール!
8日の朝刊には、「海江田経産相辞意、玄海原発年内再開無理」、そりゃそうだろ、再開なんてありえないのだから、でもまたウチゲバ・・・
全くいやになってしまう、いつだって内向き、政局の問題になっちゃって、誰も命のことなんて考えちゃいない、本当にばかばかしい。政局の犠牲をこれからも強いられるなんてごめんだ!(大塚恵美子)