東村山うちでのこづち

2011年7月14日 07時17分 | カテゴリー: 本の楽しみ・図書館・学校図書館

子ども読書応援団養成講座

 
 原発震災によって、3.11以降、世界観、価値観が変わってしまった。議員2期目となった日々の活動は、連日さまざまに忙しいのだけれど、あらゆることが以前のようにストレートに受け取れなくなってしまった。判断の根底に原発問題が顔を出す、といったすさまじい存在感だ。公務以外でも原発関連のことに反応してしまう。私たちはこれからずっと放射能や低線量被爆と共生しなければならないのか。人の関係も日常も子どもの未来も壊し、脅かす原発の実害だ。

 そんなある日、人がもたらす喜びの力、思う存分、おはなしや絵本の世界に惹きこまれる変わらない時間をもてた。
 子どもと本をつなぐ会「東村山うちでのこづち」の子ども読書応援団養成講座だ。2008年度から、市立図書館「読み聞かせボランティア」のメンバーを中心に、地域や学校で子どもの読書にかかわるボランティアと、図書館が一緒につくった講座で、「子どもゆめ基金」を活用しての市民参加の事業だ。「事業仕分け」の筆頭で名指しされた「子どもゆめ基金」もどうにか継続され4年目の開催に至る。
そして今年度より「東村山市第4次総合計画・実施計画」に「子ども読書活動ボランティア養成事業」が位置づき年間20万円の予算が継続して約束されたことになる。学校図書館の専任司書配置と同様に「わあっ、やった!」と目を見張った感じだ。私があまりに喜ぶものだから、教育のご担当からは、「助成金がなくなった場合に予算化するので、両方ではありませんよ」とダメ押しされ、今年度は首尾よく「ゆめ基金」が助成された訳だが、市に認識されたという点がなにより重要なのだ。

 この講座、今年は思い切って申込みしてみた。6月14日の開講から全部で7講座だが、案の上、既に終わった4講座中、出席できたのは1講座のみ・・・やっぱり、思うようには出られないのだが、この1回に、日頃抱えていたものが、ときほぐされ、だいぶ救われた。
7月1日の講座は「乳幼児と絵本を楽しむ」がテーマで、講師の長谷川摂子さん(絵本・児童文学作家)のご体調の関係で、急遽、地域で活動するグループの実践例を披露する会へと内容が変更されたのだが、それこそ地域の底力をみせつけてくれ、このことが私に元気をチャージしてくれた。

 会の代表である岡本さんから民話調「うちでのこづちができたわけ」を聞き、「おはなし宅急便ぽぽ」の年代に合わせた「こすずめのぼうけん」などのよみきかせ、結成当初、私もメンバーだった「トックのかご」のわらべうたや「百曲がりのかっぱ」などの語り、「紙芝居サークル・はらっぱ」の大笑いの紙芝居「スプーンであーん!」、乳幼児ボランティアの手遊び、指人形など、どっぷり「底力ワールド」に惹きこまれてしまった。
私もあっち側にいたい!と熱烈に思い、今日、お家でやってやろう!などの思いの去来とともに、しあわせ感を満喫。子どもに伝わるのは、絵本やおはなしだけではなく、それを手渡し、伝えてくれた人の存在だなあ、と改めて思いいる。
私の古くからの友人で、この講座の仕掛け人のひとりとして「うちでのこづち」キャラクターや、ちらしを制作されたやべみつのりさん(絵本作家)も参加されていて、東日本大震災の被災地の子どもたちへ「ゆめとやすらぎ」を届ける活動をされているお話しも伺えた。
あと、何回、出席できるかな?劣等生ではあるけれど、いつかあっち側で参加しなくちゃ!(大塚恵美子)