リサイクルセンター計画 「就労の場」構想は納得しがたい

2011年9月7日 22時09分 | カテゴリー: 政治を変える

秋水園に設置するリサイクルセンター構想については、市民の検討会(地元住民だけではなく)を経て、議会の「リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会」での1年以上をかけた議論、ここでは「結論」といった形の着地ではなかったが、最終場面では「一定の施設が必要」との認識をほぼ共有し、改選後に継続した議論がこれからも必要との方向性を私は受け止めた。
ところがだ、特別委員会からの資料請求など対応に追われ!!、検討ができず、提案が出来なかったとの理由で、突如7月後半に浮上した「リサイクルセンター運営は、地元還元、地元の就労の場」構想が飛び出した。
7月19日には、傍聴をシャットアウトし、地元の秋水園対策協議会中心の自治会役員さんだけをチョイスし「就労の場」提案がされた。その議事録をみると、「情報が不十分」「これだけでは自治会に説明ができない」などの意見が多い、当然でしょう。
まだ、リサイクルセンターの最終的な構想はできていないのだ。完全とはいえない第2案計画、積算根拠が示されていない17億円構想が現段階。今後、性能発注との言い方をされるが、施設の中身は何を容れるか、つまり中身が煮詰まっておらず、どんなものになるのか道半ばであるのに。そこに飛び出した「就労の場」構想、この手順はおかしくないか。そんなに急いで、一体どこへ行く?

7月19日の一部の秋津町の方への提案の後、議会への正式な説明は8月18日開催の「リサイクルセンター計画に関する全員協議会」となる。
解決しなければならない課題は、確かに秋水園にはある。改善策を練っている途中に、市民検討会で出されたさまざまな意見の中のひとつをピックアップし、庁内での検討も不十分としか思えず、市長、理事者へはかられたのが、7月上旬とのこと。そして19日には「地元還元」へとすりかわってしまったのだ。
10月4日の議会最終日におそらくリサイクルセンターの内容を見積もる、精査していくための準備段階の費用が補正予算で出されるのだ。それ以前に、なぜ、一部の住民だけを集めて、何を仕事として戴くかが全く決まっていないものを「就労の場」として提案できるのか?その神経がわからない。

周知ですら問題が多く秋津町市民の分断を招かないか。秋津町市民だけを対象とした「地元還元」構想は迷惑施設の再固定化とならないか。「就労の場」を秋津町市民だけに委ねることに問題はないのか。継続性や競争原理はどう働くのか。将来的には資源循環部という組織もいらなくなる、との考え方があるようだが、組織改編は市政の重要事項、一部の市民だけへの提案から始めるのはおかしいと思う。
誰にでもできる単純作業を想定しているようだが、運営主体としてはそれで済む話だろうか。就労主体のNPOの枠組みも行政が下ごしらえするというのはおかしい。
地域還元をいうのならば、一極集中を避け、分散化、民間事業者の活用で外だしを徹底させることに砕身してほしい。
軸がぶれているのだ。すりかえてはいけない。これでは道理がたたない。目を覚ましてほしい。
市民議論を巻き起こさなければ。(大塚恵美子)