東村山でも学校U字溝で数値の高い放射能汚染が

2011年10月20日 03時47分 | カテゴリー: 政治を変える

17日に足立区の小学校敷地内の雨樋下で3.99μシーベルトの放射線量が測定されたことを受けて、18日、東村山でも急遽、今まで計ってこなかった小中学校のU字溝など153箇所を測定。その結果、小学校6校(大岱小、八坂小、萩山小、久米川小、東萩山小、秋津東小)中学校2校(5中、7中)のU字溝や雨水管下などで高い放射線量(0.19μシーベルト以上)が検出された。
とりわけ、東萩山小の給食室裏の「2.153μシーベルト/毎時」は、6月以来、定点観測を行ってきた市内小中学校、保育園、公園などで測定されたことのない衝撃の数値だ。

翌日19日朝から8校の測定値が高かった箇所の汚泥などの除去が開始され、午後3時から、記者会見を行なう、との連絡が昼前に会派代表者に入り、記者会見と同時刻頃、議員にも測定結果がようやく配布された。
Yahooでは14:23に「小学校の給食室近くで高線量、雨水溝の汚泥」の記事がアップされた。記者会見前のはずなのに!?。
第1報では、22校の「放射線量測定結果」が公表され、夕方5時頃に第2報として、「汚泥除去後の放射線量」が公表された。除染後は、数値が下がっていることがわかる。
夜8時過ぎには、市のHPにこれらの測定結果が掲載された
とりわけ数値が高かった東萩山小の給食室裏のU字溝も除染後は数値が下がっている。(U字溝上部0.573⇒0.112、内部2.153⇒0.102)

毎週測定している68箇所の線量測定だけでなく、側溝など実施していない場所については、足立区だけではなく当市でも、と、まず久米川小を測定してみたら、U字溝内部0.5との高い線量が出たことから、18日中に22校を測定し終わり、19日に朝から除染に動いたことは評価できる。
でも、問題はその後だ。記者会見より、当事者である学校、子どもたち、保護者への対応が後回しになったことが残念なのだ。説明が全く不十分、殺到する問い合わせに一生懸命応えているのだろうが、TVで知るのではなく、学校から、あるいは教育委員会から、お知らせがあるべきだったと思う。対応におおわらわだったとしても。
子どもたちへのリスクを減らそう、と即、動いたのに、結果、説明がされないことで不安をあおることになってはいけない。

現在、除去された汚泥は、暫定的に土嚢にいれ、ビニール袋にいれ、その上をブルーシートで覆って校庭内におかれ、コーンなどで囲い、立入り禁止とされている。一部の学校では、明確にされていない、とも聞くが。
そのように、学校の対応もばらばらで、子どもたちへの対応、保護者への連絡も19日中にはされていない。
教育委員会が即刻行なうのか、学校が連絡するのか、今のところ不明確。明朝、再度確認してみる。

通学路なども含め、丁寧に測定して当市の実情を把握することは大事。校庭の真ん中だけ計ったのではみえないことが多いのだ。福島周辺や、ホットスポットとされる地域のみならず、どの自治体でも砂場、植え込み、側溝、遊具周り、落葉、そして堆肥。まだまだ「油断」はできない。これからずっとこの事態はつづくのだ。3.11を境に既成の概念は通用しなくなったのだ。
もちろん東村山が仕掛けたわけではない。なにより東電、そしてSPEEDIで当初より被害の範囲を知っていた国の隠蔽と無策が根底にある。これは犯罪なのだ。

今日の放射線量の状況について、さまざまな方から連絡をもらった。信頼する助産師さんからも。そして福島取材から久米川に着いたばかりのフォトジャーナリストの豊田直巳さんからも。怒りの中から溜息が出る。(大塚恵美子)